「新幹線自由席用早特往復きっぷ」で名古屋-大阪は本当にお得?

駅で購入する格安な割引きっぷの1つ「新幹線自由席用早特往復きっぷ」。
このきっぷが使えるのは名古屋-大阪間の自由席のみ。

この「新幹線自由席用早特往復きっぷ」を名古屋-新大阪で使うのは本当にお得なのか?
また、購入方法や購入場所、乗れる列車や有効期間は?

ここでは「新幹線自由席用早特往復きっぷ」について詳しくご紹介します!

「新幹線自由席用早特往復きっぷ」とは?

「新幹線自由席用早特往復きっぷ」について、まずは、公式サイト記載の内容を箇条書きで簡単にご紹介します。

  • 利用できるのは名古屋(市内)-新大阪(市内)の普通車自由席のみ
  • 料金は往復で9,150円(片道なら実質4,575円)
  • 販売期間は「ゆき」の1ヶ月前から1週間前まで
  • 通年利用可能で、有効期間は3日間
  • 販売枚数には制限があり、販売されない場合もあり
  • 特定都市区内(名古屋市内-大阪市内)で利用可
  • 指定席・グリーン車などへの変更、日程の変更も不可
  • 途中下車不可、途中下車した場合はその先の区間分は無効
  • 他の割引との併用はない
  • 子供料金の設定はなし

この内容については、後ほど詳しくご紹介します。

その前に、この「新幹線自由席用早特往復きっぷ」は本当にお得なのか?
まずは、他のきっぷと実際の料金を比較してみましょう。

新幹線自由席用早特往復きっぷは本当にお得?

名古屋-大阪で使える「新幹線自由席用早特往復きっぷ」はお得なのか?
この区間で使える他の割引きっぷと料金を比較してみます。

新幹線自由席用早特往復きっぷの料金は?

「新幹線自由席用早特往復きっぷ」の料金は、名古屋-新大阪往復で9,150円
(片道料金に換算すると4,575円)

この区間の通常きっぷの料金は、自由席なら片道5,830円、往復11,660円。
新幹線自由席用早特往復きっぷを利用すると、往復で2,510円安くなります

他の方法と料金を比較!

名古屋-新大阪で他に料金が安くなるのは、エクスプレス予約スマートEX回数券ぷらっとこだまなど。

チケット名 料金 座席
通常きっぷ(ひかり) 6,350円  指定
スマートEX(ひかり) 6,150円  指定
自由席通常きっぷ 5,830円  自由
回数券 5,660円  指定
エクスプレス予約 5,580円  指定
新幹線自由席用早特往復きっぷ 往復9,150円(片道4,575円)  自由
 ぷらっとこだま 4,400円  指定
 EXこだまファミリー早特 4,200円  指定

普通車指定席・自由席の区別なく料金を比較すると、「新幹線自由席用早特往復きっぷ」は3番目に安いです。

しかし、もっと安い「ぷらっとこだま」「EXこだまファミリー早特」は「こだま」限定。
「新幹線自由席用早特往復きっぷ」はどの列車にも乗れるという違いがあります。

新幹線自由席用早特往復きっぷについて詳しく!

「新幹線自由席用早特往復きっぷ」の購入方法や購入場所、使える区間や有効期間など、このきっぷについて詳しくご紹介しましょう。

購入方法は駅・旅行会社

「新幹線自由席用早特往復きっぷ」は駅や旅行会社の窓口で購入することができます。

駅の窓口で購入するなら、名古屋駅や新大阪駅とその周辺のJRの駅。
旅行会社ならJTB・JR東海ツアーズなどの旅行会社で購入することができます。
ただし、仙台や広島など出発地と離れた駅では購入することができません。

ネットでは購入できない

新幹線自由席用早特往復きっぷが購入できるのは、駅または旅行会社。
ネットでは購入することができません

購入期間と有効期間

「新幹線自由席用早特往復きっぷ」は出発日の1ヶ月前から1週間前までに限って購入することができます。この期間の前後には購入することができません。

また、このきっぷには有効期間があり、出発日から3日間が有効です。
2泊3日の旅行には利用できますが、3泊以上の旅行には利用できません

新幹線自由席用早特往復きっぷは通年利用が可能で、年末年始・GW・お盆でも有効期間内であれば利用することができます。ただし、実家への帰省など3日を超える場合には利用することができません。

使える区間は名古屋(市内)-新大阪(市内)

新幹線自由席用早特往復きっぷは新幹線の名古屋-新大阪間で利用できます。
そして、新幹線の前後のJRを利用するなら、名古屋市内・大阪市内のJRの乗車駅から降車駅までそのまま利用することができます。

例えば、名古屋の金山駅から、大阪のユニバーサルシティ駅までも、JRを利用すればこのきっぷ1枚で行くことができます。

新幹線自由席用早特往復きっぷのメリットは?

「新幹線自由席用早特往復きっぷ」は料金も格安です。
しかし、それ以外にもいくつかのメリットがありますのでご紹介しましょう!

年末年始・GW・お盆も使える

安いチケットは年末年始・GW・お盆には使えないものも多いです。
また、使えても料金が高くなり、あまりお得感がないこともあります。

例えば、「ぷらっとこだま」は名古屋-新大阪なら通常期は4,400円と安いです。
しかし、繁忙期の料金は5,200円とアップします。

これに対して、「新幹線自由席用早特往復きっぷ」は年末年始・GW・お盆に使っても同じ料金です。

のぞみ・ひかりにも乗れる

「新幹線自由席用早特往復きっぷ」は自由席ならどの列車でも乗車可。
もちろん、「のぞみ」「ひかり」の自由席でも乗ることができます

名古屋-新大阪では「のぞみ」と「こだま」の所要時間の差は大きくありませんが、「のぞみ」の方が本数が多いので、これを利用できるのは便利です。

乗り遅れがない

「新幹線自由席用早特往復きっぷ」は自由席ならどの列車でも乗れるので、乗り遅れるということがありません。
予定の列車に乗り遅れても、次に来る列車の自由席に乗れば何の問題もありません。

新幹線自由席用早特往復きっぷのデメリットは?

安いきっぷには必ず独自のルールや制限があり、このきっぷも例外ではありません。
次に、新幹線自由席用早特往復きっぷのデメリットをご紹介します。

変更と払戻手数料

新幹線自由席用早特往復きっぷは、購入後には変更することができません
利用期間も変更することはできず、変更には払戻しが必要です。
払い戻しには手数料がかかりますが、出発前なら660円で払い戻すことができます。
手数料については公式サイトを確認する必要があります。

途中下車は不可

このきっぷでは途中下車することはできません。
もし、途中下車した時には、その先の分が無効になります。

例えば、「ゆき」に名古屋から大阪へ向かう途中、京都で下車したとします。
この時「ゆき」のきっぷは無効になり、京都から大阪へは別途きっぷを購入します。
ただし、帰りの分まで無効になるわけではありません。

子供料金はない

新幹線自由席用早特往復きっぷは大人料金のみで、子供料金の設定はありません

家族旅行で利用するなら、大人は「新幹線自由席用早特往復きっぷ」、子どもは通常きっぷなどを利用して乗車することになります。
この時の料金は、大人1人・子ども1人なら往復で15,490円。

もし「こだま」を利用するなら、「EXこだまファミリー早特」を利用するのが安く、片道大人4,200円、子どもは2,100円。大人1人・子ども1人なら往復12,600円です。

MEMO
なお、子どもが乳幼児の場合、自由席に乗ると料金は無料です。
必要なのは大人分の料金だけなので、「新幹線自由席用早特往復きっぷ」を使って自由席に乗るのはお得です!

Q&A

金券ショップには売っていない?

「新幹線自由席用早特往復きっぷ」は金券ショップでも販売されています。
ただし、料金は正規料金より高いです。
正規料金の往復9,150円に対し、金券ショップで販売している価格は9,600円~9,700円くらいなので、購入できるなら駅や旅行会社で購入しましょう。

大阪-東京のきっぷはない?

「新幹線自由席用早特往復きっぷ」が使えるのは名古屋-新大阪のみ
名古屋-東京も大阪-東京もありません。
もちろん、その他の区間でも使えません。

学割とどちらがお得?併用は?

「新幹線自由席用早特往復きっぷ」と学割は併用できません
学生の方が利用する時は、どちらかを選ぶ必要があります。

なお、名古屋-新大阪で学割を使うと、自由席は片道5,160円、往復10,320円。
新幹線自由席用早特往復きっぷの方が往復で1,170円安いです。

京都行きには使える?

名古屋から京都まで、自由席の通常きっぷ料金は片道5,070円、往復10,140円。
エクスプレス予約を使っても片道4,820円、往復9,640円です。
エクスプレス予約よりも往復9,150円の新幹線自由席用早特往復きっぷの方が安いです。

新幹線自由席用早特往復きっぷでは、途中下車して再度乗車することはできませんが、名古屋から京都へ行って降りてしまうことは可能です。
なお、帰りも新大阪まで戻って新幹線に乗る必要はなく、京都からの乗車も可能です。

売り切れの場合はどうすればいい?

「新幹線自由席用早特往復きっぷ」は席数限定なので、完売する可能性があります。
特に週末にかけては完売することもあるでしょう。

もし、売り切れていた場合には、他の方法で新幹線に乗らなければなりません。
では、どのような方法がいいのか?

1人の場合

1人で移動する場合には、「ぷらっとこだま」が安いです。
ネットで5日前まで、店頭で前日までに購入する必要がありますが、新幹線自由席用早特往復きっぷよりも安いです。
ただし、「ぷらっとこだま」は繁忙期の料金と子供料金が高いので要注意です。

2人以上の場合

2人以上なら「EXこだまファミリー早特」を3日前までに予約しましょう。
「こだま」に限定されますが、最も料金が安いのはこのきっぷです。

エクスプレス予約・スマートEXの会員でない場合は、スマートEXに会員登録すればすぐに購入することができます。

宿泊する場合

「往復+宿泊」の旅行なら新幹線ホテルパックも安いです。
特に「こだま」で往復するプランの料金は安いです。