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新幹線「団体割引」の人数・計算方法※回数券と料金比較も!

8人以上が同一行程で旅行する場合、「団体割引」が適用されます。
この団体割引の割引率や計算方法、きっぷの購入方法について解説。

団体割引はお得なのか?
回数券の他、複数で利用できる他の方法と料金も比較します。

 

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特に東海道・山陽新幹線では他の格安きっぷよりも安いです。
一度の予約で5室まで同時に予約できます。

 

新幹線の団体割引について

団体割引について詳しくご紹介しましょう。

普通団体と学生団体

団体割引で割引になる団体には「普通団体」「学生団体」の2つの種類があります。

普通団体とは一般の団体のことで、学生団体以外の団体と考えていいでしょう。
会社の社員旅行や出張、友人・親戚での旅行など、8人以上なら普通団体です。

学生団体とは、「指定学校の学生・生徒・児童・園児」の団体で、団体割引の利用には、学校長の証明する「団体旅行申込書」が必要です。

学生団体割引を使うには?

学生団体の割引を購入するにはJRに学生団体として認められる必要があるので下記の条件を注意して下さい。

  • 指定学校の学生・生徒・園児8人以上で利用可能。
  • その学校の教員が引率することが条件。
  • 学校印を押した団体旅行申込書を提出することが必要。

これを見ると、明らかに学校行事(修学旅行・社会見学)をターゲットとした割引きっぷということになりますね。

普通団体割引を使うには?

普通団体割引は、8人そろえばOKです。
ただ、あまり安くないのが欠点です。

しかし、誰でも割引になるので門戸は広く、年中割引、またどこでも割引で、新宿-代々木駅間であっても割引が適用されます。
そして、新幹線は一般の発売枠とは別に団体枠が設けられることがあるので、早く申し込めば優先的に席を割り当ててもらえるというわけです。

そのため、通常のきっぷより申込み開始が早いです。

団体割引の割引率と計算方法

団体割引は「団体割引乗車券」なので、割引になるのは乗車券
新幹線の乗車に必要な特急券は割引にはなりません。

普通団体

普通団体の場合、時期によって割引率が違います。
1月11日~2月末日、6月、9月、11月1日~12月20日は15%割引
1月1日~10日、3月1日~5月31日、7月1日~8月31日、10月、12月21日~31日は10%割引

そして、31人以上の団体の場合、31~50人の普通団体は1人分が無料。
また、51人以上では50人増すごとに1人分の運賃・料金が無料になります。

団体割引の計算方法は、「1人分の割引運賃(10円未満は切り捨て)×人数」。

これで計算する東京-新大阪の料金は?

通常「のぞみ」普通車指定席の料金は14,720円(乗車券8,910円・特急券5,810円)。
これが普通団体割引で乗車券が10%割引なら13,820円、15%割引なら13,380円。

学生団体

学生団体の割引率は、中学生以上は50%割引、小学生以下は30%割引。
そして、教職員などは30%割引です。

高校生や大学生でも部活動・サークルの遠征・合宿、大学のゼミ旅行にも、学校長の証明する「団体旅行申込書」などの条件がそろえば、学生団体割引になります。

ただし、学割と併用して利用することはできません。

団体割引きっぷの購入方法・購入場所

団体割引のきっぷは、駅の窓口や旅行会社に申込み購入します。
どちらかと言えば、駅の窓口の方が混雑していることも多いので、団体割引を利用する場合は、旅行会社に相談するのがいいでしょう。

団体割引の申込みは、出発の9ヶ月前から14日前まで
通常きっぷの発売は1ヶ月前からなので、かなり早くから申し込むことができます。

新幹線で団体割引を使うのはお得?

8人以上の団体での旅行には団体割引を利用することができます。
この団体割引は、他の割引きっぷと比べて安いのか?

いくつかの格安なきっぷと料金を比較してみましょう!

回数券と団体割引はどちらが安いのか?

複数での旅行に使える割引きっぷとしてすぐ思いつくものといえば「回数券」。
新幹線の回数券と団体割引はどちらが安いのか比べてみましょう。

【例】東京-京都

東京-京都の「のぞみ」普通車指定席料金は14,170円。
使える回数券の料金は6枚で79,860円、1枚なら13,310円です。

団体割引を使うと、普通団体なら乗車券が10%または15%の割引。
乗車券が10%割引なら13,330円、15%割引なら12,910円。

15%割引の時期であれば回数券より団体割引が安いです。
なお、回数券は年末年始・GW・お盆は利用できませんので注意が必要です。

エクスプレス予約と比較

東京-京都はエクスプレス予約でも安くなります。
通常予約(EX予約サービス)で片道料金は13,070円。
普通団体の10%割引の時期ならエクスプレス予約の方が安いです。

ところが、エクスプレス予約にはさらに安い「早特きっぷ」があります。
この区間で使える「EXのぞみファミリー早特」(2人以上で土休日)は片道12,020円、「EX早特21」(時間帯限定)は11,000円。

「早特」を使うと、普通団体割引の料金より安くなります
ただし、エクスプレス予約で1回の操作で予約できるのは6人までです。

新幹線ホテルパックと比較

同じ区間を往復・宿泊するなら新幹線ホテルパックが安いです。
新幹線パックでは、空きがあれば1度の予約で最大14人まで予約が可能

東京-京都で使えるパックを探してみると、1泊2日の往復+宿泊の合計料金が26,600円というパックがあります。
このパックで泊まるホテルの1泊料金は7,400円。
宿泊費を引いて片道料金を計算すると、実質9,600円
団体割引の料金よりも安いです。

 

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特に東海道・山陽新幹線では他の格安きっぷよりも安いです。

 

まとめ
確かに団体割引はお得です。
特に学生団体の割引率は高く、料金は間違いなく格安です。

しかし、ご紹介した通り、団体割引より安い方法があるのも確かです。
特に、東北新幹線などで使えるえきねっとの「トクだ値14」は乗車券・特急券の両方が30%割引なので、最初から団体割引より安いのは一目瞭然です。

団体だから団体割引が一番安いとは限りませんので、他の方法とも料金を比較してみましょう。

参考ページ新幹線に格安に乗る方法【全国版】