株主優待で新幹線も割引!株主優待券は購入してもお得か?

上場企業のJR東海・東日本・西日本・九州では、株主に株主優待券を発行しています。
この株主優待券を利用すると、株主優待割引で新幹線にも安く乗ることができます。

では、株主優待券はどのように使えばいいのでしょうか?
その割引率や使い方などについて簡単にご紹介します。

株主優待券で新幹線に乗る!

JR各社の株主であれば、株主優待券を使って新幹線に割引料金で乗ることができます。

ところが、割引になるのは、その各JRの営業路線内のみ。
そして、各社とも株主優待券による割引率が違います。
では、新幹線も割引になる株主優待券ついてご紹介しましょう。

発行基準・有効期間

基本的に株主優待券は持ち株数100株につき1枚発行されます。
そして、1,000株以上を持っている株主に対しては、持ち株数に応じて発行枚数が変わる基準が決まっています。

株主優待券が発行されるのは、毎年5月頃。
有効期間は、6月1日~翌年5月31日までの1年間です。
ゴールデンウィークやお盆・年末年始など、回数券やお得なきっぷの一部が利用できない期間でも利用することができます。

割引率と座席

株主優待割引は各社で決められ、それぞれ違っています。
1枚の株主優待券で、JR東海は1割、JR東日本は2割、JR西日本・九州は5割の割引を受けることができます。

そして、JR東海と東日本では、2枚まで同時に利用することができるため、2枚同時に利用すると、JR東海では2割引、JR東日本では4割引になります。

社名 1枚の割引率 最大使用可能枚数
JR東海 1割引 2枚で2割引まで
JR東日本 2割引 2枚で4割引まで
JR西日本 5割引 1枚
JR九州 5割引 1枚

割引になるのは、片道乗車券と特急券の両方。
JR西日本・九州では、通常料金の半額で新幹線に乗ることができます。

新幹線で割引になるのは、普通車指定席・自由席・グリーン車。
JR東日本の列車にあるグランクラスは割引になるのは運賃部分のみです。

株主優待の使い方

株主優待券を利用してきっぷを購入するのは、基本的に駅の窓口
駅の窓口で株主優待券を提示しきっぷを購入することができますが、券売機や他の旅行会社、車内、他のJR各社の窓口などでは利用することができません。

また、駅の窓口だけでなく、JR東海なら「JR東海ツアーズ」、JR東日本なら「びゅうプラザ」、JR九州なら「JR九州旅行」でも利用することができます。

株主優待券の注意点&制限

株主優待割引には注意点や制限があります。

■定期券・回数券などの購入時は利用不可。
■往復割引・学割・乗継割引・団体割引・障害者割引など他の割引との併用不可。
■「お得なきっぷ」などの割引きっぷ購入時も利用は不可。
■他社路線をまたがって利用する場合、そのJRの営業路線内のみの割引。

株主優待券は購入可能?

株主優待券は株主に対して郵送で送られてきますので、基本的には持ち株数の条件を満たした株主でなければ直接入手することはできません。

ところが、割引チケットをいろいろ売っている「金券ショップ」や「ヤフオク」でも株主優待券が流通しています。
金券ショップ等での1枚あたりの販売価格を調べてみると、JR東日本が2,100円~2,200円、JR東海は1,000円前後、JR西日本は4,500円前後、JR九州は1,500円前後でした。

ヤフオクで探すときも、この金券ショップの料金を参考にしながら購入を検討するといいでしょう。ただし、どちらもネット購入には送料がかかるので注意が必要です。

なお、JR西日本の株主優待券は安くはありませんが、割引率は5割なので、長距離区間で新幹線に乗る方はお得感がありそうです。

株主優待券は購入してもお得なのか?

株主優待券は株主でなくても、金券ショップやヤフオクで購入することもできます。
この購入代金を払ってでも株主優待券を利用するのはお得なのか?
株主優待券を購入した場合と、他のきっぷの料金と比較してみましょう!

JR東海(東京-新大阪)

新幹線で株主優待割引を利用する時、乗車券と特急券の両方に割引が適用されます。
例えば、東京-新大阪でJR東海の株主優待券を1枚利用すると、「のぞみ」普通車指定席は片道14,450円が13,000円に、2枚なら11,560円なります。

「のぞみ」料金はこれよりも、エクスプレス予約スマートEX早特きっぷの方がお得
「EXのぞみファミリー早特」は12,340円(土休日・2名以上)、「EX早特21」は11,000円。
株主優待券よりもエクスプレス予約・スマートEX「EX早特21」の方が安いです。

もし株主優待券を1枚1,000円で購入したとすると、株主優待券1枚利用で実質片道14,000円、2枚利用なら実質片道13,560円。
エクスプレス予約で普通に予約すれば片道13,370円なので、株主優待券を買うのはお得ではありません

優待券1,000円で購入 14,000円(2枚購入13,560円)
株主優待券利用時 13,000円(2枚なら11,560円)
EXのぞみファミリー早特 12,340円
EX早特21 11,000円

なお、東京-大阪で宿泊する新幹線旅行に行くなら、株主優待券やエクスプレス予約よりも新幹線ホテルパックを使った方が安いです。

JR東日本(東京-新青森)

東京-新青森でJR東日本の株主優待券を利用すると、1枚で2割引、2枚で4割引。

この区間の「はやぶさ」普通車指定席の通常料金は17,350円。
株主優待券の1枚利用で13,880円、2枚利用なら10,410円。

この区間で最も安いえきねっと「お先にトクだ値」は25%割引で13,010円。
1枚利用よりは「お先にトクだ値」が安く、2枚利用なら株主優待券が安いです。

もし、この株主優待券を1枚2,200円で購入したとすると、1枚利用なら片道料金は実質16,080円、2枚利用なら14,810円。
いずれも「お先にトクだ値」の方が安いですが、5%割引で16,480円の「トクだ値5」よりは株主優待券の方が安いです。また、モバイルSuica特急券「モバトク」は15,430円なので、モバトクより株主優待券を2枚購入した方が安いです。

トクだ値5 16,480円
モバトク 15,430円
優待券2,200円で購入 16,080円(2枚購入14,810円)
株主優待券利用時 13,880円(10,410円)
お先にトクだ値25 13,010円

JR西日本(新大阪-博多)

JR西日本の株主優待券は1枚しか利用できませんが、割引率は5割引。

新大阪-博多の「のぞみ」通常料金は15,310円。
これが株主優待券を利用すると、片道料金は7,650円になります。
この区間に「こだま」以外でこれより安いきっぷはありません

もし、株主優待券を4,500円で購入すると、実質の片道料金は12,150円。
これよりも、エクスプレス予約「EX予約サービス(往復割引)」12,070円や「EX早特」(平日11,780円、土休日11,000円)の方が安く、さらに「スーパー早特きっぷ」の10,290円の方が安いです。

優待券4,500円購入 12,150円
EX予約サービス(往復割引) 12,070円
EX早特 11,000円・11,780円
スーパー早特きっぷ 10,290円
株主優待券利用時 7,650円

JR西日本の株主優待券は5割引とお得ですが、購入するよりは他の方法の方が安いです。

JR九州(博多-鹿児島中央)

JR九州の株主優待券も5割引で1枚のみ利用可。

博多-鹿児島中央の普通車指定席の通常料金は10,450円。
この料金が株主優待券1枚で5,220円になります。
当然、これより安いきっぷはありません。

もし、株主優待券を1,500円で買ったとすると、片道料金は実質6,720円。
この区間で最も安い「列車限定!九州ネット早特14」でも7,000円。
株主優待券を送料込みで1,780円未満で購入できるなら、この区間では株主優待券を利用するのがお得です。

九州ネット早特7 7,710円
九州ネット早特14 7,000円
優待券1,500円で購入 6,720円
株主優待券利用時 5,220円

 

株主優待券は買ってもお得か?
もちろん、区間によって株主優待券利用時の料金は変わります。

比較した限りでは、JR九州の株主優待券は博多-鹿児島中央では完全にお得

JR東日本の東京-新青森では、株主優待券はお先にトクだ値を除けば比較的お得

JR東海・西日本では株主優待券は買うと損

各新幹線の最も長い距離で比較しましたが、このような結果になりました。

JR東海・西日本の東海道・山陽新幹線では、株主優待券はお得な選択肢ではありません

東海道・山陽新幹線に安く乗る方法はいくつかありますが、もし、同じ区間で往復・宿泊するなら、株主優待券よりも他の格安きっぷよりも新幹線ホテルパックの方が格安です。

 

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