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「えきねっと」で新幹線に半額で乗れる?予約方法と格安なチケット

新幹線のネット予約方法の一つに「えきねっと」というサービスがあります。

この「えきねっと」の概要と、予約方法・利用方法、予約できる路線、モバイルSuicaとの比較など、「えきねっと」についてわかりやすく解説!

「えきねっと」で新幹線に格安に乗るには?がわかります。

「えきねっと」とは?

「えきねっと」とは、JR東日本が運営する列車予約サービスで、会員登録すると新幹線のチケットをネットで簡単に予約・購入することができます。
ネットで予約したチケットは駅の券売機などで受取り、列車に乗車します。

区間や列車によっては、格安な割引料金のチケット「トクだ値1」「トクだ値14」を購入することができます。
参考えきねっと(公式サイト)

会員登録・年会費は?

「えきねっと」の会員登録は無料で、年会費も無料です。
列車の予約には専用クレジットカードも専用のICカードも不要。

会員登録し手持ちのクレジットカードを登録すれば、ネットで新幹線の予約が可能。
登録したカードで決済し、予約したチケットは駅の券売機で受取ります。

ネット予約できる新幹線は?

「えきねっと」で予約できる新幹線は、東北・北海道・上越・北陸・秋田・山形新幹線
これらの新幹線は区間によっては「トクだ値」で料金も安くなります。

何種類かある新幹線のネット予約方法の中でも、最も多くの新幹線を予約できるのが「えきねっと」で、東海道・山陽新幹線と九州新幹線のチケットも予約することができます。

注意

東海道・山陽新幹線は予約はできますが、チケットの受取りエリアが限定されています。名古屋や新大阪などでは受取りができません。

また、東海道・山陽新幹線と九州新幹線は「えきねっと」では格安なチケットを購入することもできません。

きっぷの事前予約もOK!

「えきねっと」では、新幹線のきっぷをネットで予約することができます。
通常なら新幹線のきっぷ発売日は乗車日の1ヶ月前午前10時です。

しかし、「事前受付」でそれより1週間早く申込みをすることができます
事前受付で予約の申込ができるのは、一度の予約で6人まで。
予約申込の結果がわかるのは、1ヶ月前のきっぷ発売時刻の10時以降です。

割引きっぷ「トクだ値1・トクだ値14」

えきねっと」では、通常のきっぷ以外に東北・北海道・上越・北陸・秋田・山形新幹線に安く乗れるチケットがあります。
それが、「トクだ値1・トクだ値14」の2種類のきっぷ。
この2つについてご紹介しましょう!

1.トクだ値1

トクだ値1」とは、「えきねっと」会員限定の割引きっぷでネット限定での販売。
設定された区間のみ購入することができ、通常きっぷより料金が安くなります。

列車・座席は限定されますが、乗車券・特急券がセットで5~20%割引
年末年始・GW・お盆なども割引料金で新幹線に乗ることができます。
1回で最大6名分まで購入でき、子ども料金もあるので家族旅行もお得です。

「トクだ値1」の割引率は?

トクだ値1の割引率は、5~20%で列車によって割引率が違います。
東北新幹線「はやぶさ」は基本的に5%、「やまびこ」は10%割引。
北陸新幹線の「かがやき・はくたか」は10%割引。
その他の東北・山形・秋田・北陸・上越新幹線もほとんどが10%割引です。

区間・料金の例

「トクだ値1」を利用した時の料金をいくつかご紹介します。

東京-盛岡「はやぶさ」15,010円⇒14,060円(5%)
東京-仙台「やまびこ」11,090円⇒9,790円(10%)
東京-金沢「かがやき」「はくたか」14,380円⇒12,760円(10%)

きっぷの購入期限は?

「トクだ値1」の購入期限は、乗車日1ヶ月前の午前10時から前日の23時50分まで
この期間中に割引対象のきっぷを購入しなければなりません。(事前受付も可)
なお、トクだ値は座席数に制限があり、空席があっても完売後は購入できません。
ルール上は前日でも購入はできますが、早めの予約が必須です。

きっぷの受取りは?

ネットで予約したきっぷは駅の窓口や券売機で受取ります。
東北・北海道・上越・北陸・秋田・山形新幹線の全駅で受取り可能です。
ただし、受取り可能なエリアは限られ、東海道・山陽新幹線のエリア(名古屋や大阪)では受け取ることはできません。
参考えきねっと受取りエリア

 

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2.トクだ値14

えきねっと」を利用して、最もお得なのがこの「トクだ値14」。
「トクだ値」と同じく列車・座席・区間は限定されますが、割引率は25~35%と格安。
年末年始など一部除外期間はありますが、その他の日程なら間違いなくお得です。

普通車指定席でも利用できますが、グリーン車での設定が多いのも特徴です。

「トクだ値14」の割引率は?

「トクだ値14」の割引率は、25・30・35%で列車によって決められています。
東北新幹線の「はやぶさ」は25%。
東北新幹線「やまびこ」、山形新幹線「つばさ」、秋田新幹線「こまち」は30%。
上越新幹線「たにがわ・とき」と北陸新幹線「あさま」も30%。
北陸新幹線「かがやき・はくたか」も期間限定で利用でき、割引率は30%です

区間・料金の例

「トクだ値14」を利用した時の料金をいくつかご紹介します。

東京-盛岡「はやぶさ」15,010円⇒11,100円(25%)
東京-仙台「やまびこ」11,090円⇒7,610円(30%)
東京-長野「あさま」8,340円⇒5,680円(30%)

きっぷの購入期限は?

購入期限は短く、乗車日1ヶ月前の午前10時から14日前の23時50分まで
この期間に購入することができますが、人気の日程・列車はすぐに完売してしまいます。
特に普通車指定席のトクだ値14は完売が早いです。
もし、乗車区間と日にちが決まっている場合は、発売直後または事前受付を利用しての予約がおすすめ。
それ以降は「空きがあればラッキー」くらいに考えておいた方がいいでしょう。

料金が半額?「トクだ値スペシャル21」

「新幹線に半額で乗れるチケットがあるらしい」
というのは、この「トクだ値スペシャル21」のことでしょう。

期間限定でたまに販売される「トクだ値スペシャル21」。
通年ではなく期間限定での販売で、売り切れるのも早いです。
予約・購入できるのは21日前までで、割引率は約50%。
決まった列車・区間で設定されるわけではなく、座席数も限定です。
販売が決まったら、「えきねっと」の公式サイトで詳細を知ることができます。

 

このように、新幹線料金が安くなる「えきねっと」。
では、この「トクだ値1・トクだ値14」を含む予約・利用方法と、変更・払戻のルールを簡単にご紹介しましょう!

「えきねっと」の予約・利用方法とルール

次に、「えきねっと」の予約方法と使い方をご紹介しましょう。
予約や利用方法については「トクだ値・トクだ値14」も同じです。

チケットの予約方法

えきねっとに会員登録すると、PC・スマホで列車を予約することができます。
乗車日と利用区間を選ぶと、列車が一覧で表示されます。
購入期限内であれば、その列車の中に「トクだ値」「トクだ値14」の空き状況が表示されます。
空席がある状態なら購入できるので、人数と座席位置を指定します。
あとは手続きを進めれば予約は完了です。

チケット利用方法

ネットで予約したチケットは駅の券売機などで発券します。
券売機で発券する時に必要なのは登録したクレジットカード。
券売機にクレジットカードを入れ、暗証番号を入力すれば手続きは完了。
発券されたチケットを持って指定した列車に乗り、座席を探します。

なお、チケットレスの「新幹線eチケット」など、発券する必要はありません。
そのまま、登録した交通系ICカード等で改札を通ります。

変更・払い戻し・乗り遅れ時のルール

「トクだ値1・トクだ値14」には、通常きっぷとは違うルールがあります。

通常きっぷ

通常のきっぷは、変更できるのは乗車6分前までで、ネット上で変更します。
そして、払戻しの際には払戻手数料がかかります。
参考えきねっと払戻手数料はいくら?

そして、乗り遅れた場合、当日であれば後続列車の自由席に乗ることができます。

トクだ値1・トクだ値14

「トクだ値1・トクだ値14」も出発6分前までネット上で変更可能です。
そして、購入期限内であって、空きがあればトクだ値への変更もできます。
チケットは受取り前なら変更可能ですが、きっぷ受取り後には一切変更はできません。

また、払い戻しには手数料がかかります。
通常、きっぷ受取り前であれば、手数料は1枚につき320円。
その他ケースごとに手数料が変わってきます。
参考えきねっとトクだ値の変更・払戻

そして、もし乗り遅れた場合は、乗車券部分以外は無効
そのきっぷでは、後続列車の自由席にも乗ることはできません。
乗車券のみ当日に限って利用できますが、特急券部分は別途購入する必要があります。