新幹線「早割」の徹底解説!早割はいつから?料金は安い?

新幹線にもいくつかの「早割」があります。

正確には「早特きっぷ」という名前が多く、購入できるのはほとんど1ヶ月前から
料金も通常きっぷより安いのはもちろん、回数券や往復割引よりお得です。
しかし、この購入方法は1つではなく、きっぷごとに違うのがまた難しい話です。

そこで、全国の新幹線のチケットを早割で購入する方法を全て紹介
そして、「新幹線の早割は本当に安いのか?」料金を比較し検証します。

 

なお、同じ区間を往復+宿泊する方は、早割よりこちらが安いです!

往復+宿泊なら早割より安い!

 

新幹線ホテルパック

 

同一区間での往復+宿泊なら、基本的には早割より格安
出発2ヶ月以上前~3日前まで、新幹線とホテルをネットで同時予約できます。
新幹線のチケットは出発までに自宅など指定場所へ無料で配送。
特に東海道・山陽新幹線では他の早割よりも安いです。

【例】東京-広島「往復+1泊6,000円」の合計料金を比較

往復方法 往復+1泊の合計 通常料金との差額
のぞみ通常きっぷ 44,160円  なし
EX早特 37,800円 ▲6,360円
EX早特21 34,000円 ▲10,160円
新幹線ホテルパック 32,600円 ▲11,560円

このように比較すると、早割よりも新幹線ホテルパックを使った方が安いです!

 

新幹線の早割の「種類」は大きく分けて3つ!

まず、新幹線の早割には、購入場所・購入方法が違う3つの種類があります。

  1. 駅で購入できる早割
  2. 会員制新幹線ネット予約の早割
  3. 旅行会社の新幹線パックやチケット

それぞれ、購入方法も違えば、早割きっぷの種類、購入期限や利用区間も違います。
では、購入方法別に新幹線のきっぷを具体的にご紹介しましょう!

1.駅の窓口で購入できる新幹線の早割

新幹線には駅の窓口や旅行会社の窓口で購入できる割引きっぷがあります。
その中には、購入期限があり、早めに購入すると安い「早特きっぷ」があります。

例えば、JR西日本で販売されている「のぞみ早特往復きっぷ」。
島根県の松江から東京まで、このきっぷを使うと往復で30,860円。
この区間の通常料金は片道20,190円、往復40,380円なので、往復9,520円お得

乗車する区間に、このような早割きっぷがあればお得です!
ただし、利用できる区間がかなり限定されますので、事前に公式サイトでの確認は必須!

MEMO
現在、「東京往復スーパー早特きっぷ」なども廃止され、「のぞみ早特往復きっぷ」も山陰発以外は廃止されたため、駅で購入できる早割はごくわずかです。

なお、東北・上越・秋田・山形・北海道新幹線北陸新幹線には駅で購入できる早割きっぷはありませんので、次にご紹介するネット予約の早割を利用しなければなりません。
しかし、会員登録すれば、多くの早割きっぷを購入することができます。

2.新幹線ネット予約の早割

全国にいくつかある会員制の新幹線ネット予約サービス
その中に、早めの予約で安くなる早割がありますが、使える区間は全てではありません

しかも、このネットで新幹線のきっぷを予約する仕組みは1つではなく、いくつかのサービスがあり、しかもそれぞれ予約できる新幹線の路線が違います

では、会員制新幹線予約サービスごとに、早割きっぷの種類と、予約することができる路線をご紹介しましょう。

エクスプレス予約・スマートEX

東海道・山陽新幹線(東京-博多)をネット予約できるエクスプレス予約スマートEX
この2つは、通常きっぷより安く新幹線に乗れますが、早割ならさらに料金は格安に!

早割で安くなる区間とそうでない区間がありますが、「EX早特」「EXグリーン早特」「EXこだまグリーン早特」「EXのぞみファミリー早特」「EXこだまファミリー早特」の5つは3日前まで予約が可能
EX早特21」は21日前までの予約で、限定のぞみ」に安く乗ることができます。

スマートEXの通常予約は200円しか安くなりませんが、早特を使えばお得!
スマートEXでも早特の料金は、年会費が必要なエクスプレス予約と同額です。

なお、往復+宿泊で新幹線に乗るなら、新幹線ホテルパックの方がお得!
特に「のぞみ」で往復する場合、早特を使うよりも安いです!

e5489

山陽・九州新幹線と北陸新幹線の予約をすることができるe5489
e5489を利用できるJ-WESTネット会員なら、北陸新幹線の「WEB早特1」や、山陽・九州新幹線で「スーパー早特きっぷ」「WEB早特3」「こだまスーパー早特きっぷ」など多くの早割きっぷの購入が可能です。

さらに、J-WESTカードを使って会員になると「e早特」「e早特1」も購入可能。
そして、J-WESTカード(エクスプレス)会員はエクスプレス予約の早特も購入可能です。

JR九州インターネット列車予約

九州新幹線と山陽新幹線の予約ができるJR九州インターネット列車予約
九州ネット早特14・7・3」などの早割きっぷを購入することができます。
さらに、JQ CARD会員なら、九州・山陽新幹線で利用できる「e早特」なども購入可能。

えきねっと

東北・上越・北陸・秋田・山形・北海道新幹線の予約ができる「えきねっと」。
2つの割引きっぷがありますが、早めの購入が必要なのは「お先にトクだ値」。
これを13日前までに購入すると、新幹線料金は25~35%割引になります。
列車・座席数が限定されるため、簡単には購入できませんが料金は格安です。
えきねっとは専用のクレジットカードも必要なく、無料会員登録後すぐに利用できます。

モバイルSuica特急券

東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線などにチケットレスで乗るモバイルSuica特急券
このモバイルSuica特急券の内「スーパーモバトク」の購入期限は前日まで
このスーパーモバトクを利用すると早割で料金が安くなります。
ただし、利用区間は限られ、会員本人のみしか利用することはできません。
また、ビューカード以外のクレジットカードを利用すると別途年会費がかかります。

 

以上が、会員制新幹線ネット予約サービスで購入できる新幹線の早割です。
全て会員登録が必要ですが、片道単位で格安な早割きっぷを購入することができます

3.旅行会社のチケットと新幹線パック

旅行会社では新幹線のチケットも新幹線パックの予約・購入も可能です。
特に、往復+宿泊なら新幹線ホテルパックは安いです!

ぷらっとこだま・バリ得こだま

旅行会社では「こだま」専用の格安チケットを購入することができます。
例えば、東海道新幹線の「ぷらっとこだま」と、山陽新幹線の「バリ得こだま」。
この2つは当日には購入できませんが、事前に購入すると「こだま」の料金は格安!

「ぷらっとこだま」はネットなら5日前まで、店舗なら前日の購入も可能。
「バリ得こだま」はネットなら3日前まで、店舗なら前日の購入も可能。
利用できる区間は限定され、列車も「こだま」に限定されますが、料金は格安です。

新幹線ホテルパック

また、旅行会社が販売する日帰りツアーや新幹線ホテルパックも事前予約は必須。
旅行会社にもよりますが、3日くらい前までは予約可能です。

この新幹線ホテルパックを使うと、旅行費用は格安にすることができます。
特に、往復新幹線とホテルがセットになった、新幹線ホテルパックの料金は格安
往復+宿泊の合計料金で比較すると、他の早割より安いことが多いです。

 

以上、まずは新幹線の早割について購入方法別にご紹介しました。
今度は、これを使える路線別に分けてご紹介しましょう!

新幹線【路線別】使える早割は?

新幹線の早割を購入方法別にご紹介しましたが、使える方法は路線ごとに全く違います
そこで、路線別に使える方法をご紹介しましょう!

東海道新幹線

東海道新幹線(東京-新大阪)で使える早割は、エクスプレス予約・スマートEX・ぷらっとこだま。それに、新幹線ホテルパックを加えて、4つの方法が利用できます

そして、区間によって利用できる方法が違います
例えば、東京-京都間で利用できるのは、エクスプレス予約・スマートEX・ぷらっとこだま・新幹線ホテルパックの4つ。
この内、エクスプレス予約・スマートEXでは、普通車ならEX早特21・EXのぞみファミリー早特・EXこだまファミリー早特の3つを利用することができます。

これに対して、名古屋-京都で利用できるのは、ぷらっとこだま・新幹線パックのみ。
エクスプレス予約・スマートEXにも早特の設定はありません。

山陽・九州新幹線

山陽新幹線と九州新幹線はつながっていますので、この2つを一緒にご紹介しましょう。

山陽新幹線

まず、山陽新幹線で使える早割は、エクスプレス予約・スマートEX・e5489・JR九州インターネット列車予約・バリ得こだま・JR九州割引きっぷ・新幹線ホテルパックなど。

特に、e5489とJR九州インターネット列車予約のネット予約も、駅で購入できる割引きっぷも関西発・九州発共通のものが多く、その種類も多くの選択肢があります。

例えば、博多から新大阪への往復で使える早割は、EX早特・バリ得こだま・スーパー早特きっぷ・こだまスーパー早特きっぷと新幹線ホテルパックツアーの5つ。

九州新幹線

そして、九州新幹線はJR九州インターネット列車予約と「割引きっぷ」で安くなります。
九州新幹線で使える早割も豊富で、九州新幹線のみの早割はもちろん、九州各地から九州・山陽新幹線を利用して関西方面へ行く早割も多いです。

例えば、熊本から新大阪へは、WEB早特3・e早特・スーパー早特きっぷ・スーパー早特21・大阪・神戸早特往復きっぷと新幹線ホテルパックの6つが利用可能です。

東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線

北陸新幹線とその他の路線では少し使える方法が違いますので、分けてご紹介します。

東北・北海道・秋田・山形・上越新幹線

まず、北陸新幹線を除く、東北・北海道・秋田・山形・上越新幹線で使える早割は、えきねっと「お先にトクだ値」とモバイルSuica特急券「スーパーモバトク」の2つ。

お先にトクだ値」は13日前の午前1時40分までの購入が可能。
全区間の設定ではなく、割引率は列車によって25・30・35%の割引。

スーパーモバトク」は前日23時40分までの購入が可能。
同じく全区間で設定があるわけではありません。

北陸新幹線

そして、北陸新幹線の場合、この2つに加えて「e5489」からも早割の購入が可能です。
使えるのは前日まで購入できる「WEB早特1」「e早特1」の2つ。

ただし、区間によって使えるきっぷは違います。
東京-長野では「お先にトクだ値」は利用可、「WEB早特1・e早特1」は利用不可。
東京-金沢では「WEB早特1・e早特1」は利用可、「お先にトクだ値」は利用不可です。

 

以上、ご紹介した通り、それぞれ使える早割きっぷの種類が違います。

早割のきっぷは、乗車する路線ごとに探さなければなりません。
しかし、宿泊する新幹線旅行なら、新幹線ホテルパックは全路線で利用することができ、しかも料金は格安です。

 

早割は本当に安いのか?料金を比較!

新幹線にはいろいろな早割があり、ほとんどは往復割引や回数券より安いです。
ところが、宿泊を伴う場合、ほとんどの区間で新幹線ホテルパックの方が格安です。

新幹線ホテルパックより安い早割は少なく、えきねっと「お先にトクだ値」など往復とも購入できる一部の場合のみ。
では、実際に早割はどの程度安いのか?新幹線パックとも比較してみましょう。

例1.東京-大阪

東海道新幹線の東京-新大阪で使えるのはエクスプレス予約・スマートEXの早特。
「のぞみ」を利用するなら、「EXのぞみファミリー早特」は片道12,340円、「EX早特21」は11,000円。

この早割と他の料金を「往復+1泊(5,300円)」の合計で比較してみると…

往復方法 片道料金 往復+1泊 差額
通常きっぷ 14,450円 34,200円 なし
EXのぞみファミリー早特 12,340円 29,980円 4,220円
EX早特21 11,000円 27,300円 6,220円
新幹線ホテルパック 9,500円 24,300円 7,320円

同じ日に同じホテルに宿泊する1泊2日の合計料金を比較しました。
宿泊する場合は、早割を使うよりも新幹線パックが安いのがわかります

例2.東京-仙台

東北新幹線の東京-仙台では、えきねっと「お先にトクだ値」の利用が可能。
「やまびこ」に30%割引の7,610円、35%割引の7,070円で乗ることができます。

では、同じように「往復+1泊(6,300円)」の合計を比較します。

往復方法 片道料金 往復+1泊 差額
通常きっぷ 11,200円 28,700円 なし
新幹線パック(1人) 約8,000円 22,300円 6,400円
お先にトクだ値30 7,610円 21,520円 7,180円
お先にトクだ値35 7,070円 20,440円 8,260円
新幹線パック(2人) 6,700円 19,700円 9,000円

東北新幹線は、1人で利用すると新幹線パックより「お先にトクだ値」の往復が安いです。
しかし、片道しか購入できない場合や、2人以上の場合にはやはりパックの方が安いです。

例3.博多-新大阪

山陽新幹線の博多-新大阪では、回数券の他エクスプレス予約・スマートEXに加え、「スーパー早特きっぷ」も利用することができます。

早割きっぷの料金はエクスプレス予約・スマートEX「EX早特」で平日11,780円、土休日11,000円。スーパー早特きっぷは10,290円です。

この早割と、他の方法の料金を「往復+1泊(5,200円)」で比較すると…

往復方法 片道料金 往復+1泊 差額
通常きっぷ 15,310円 35,820円 なし
EX早特平日 11,780円 28,760円 7,060円
スーパー早特きっぷ 10,290円 25,780円 10,040円
新幹線ホテルパック セットに含む 25,000円 10,820円

同じく、往復+宿泊の料金を比較すると新幹線パックが安いです。

このように、早割も安いですが、往復+宿泊なら新幹線パックの方がいです!

 

往復+宿泊なら早割より格安!

 

新幹線ホテルパック

同一区間での往復+宿泊なら早割より格安
出発3日前までに、新幹線とホテルをネットで同時予約すると、チケットは出発までに自宅など指定場所へ届きます。
特に東海道・山陽新幹線では他の早割きっぷよりも安いです。

 

早割についてさらに詳しく

新幹線の早割きっぷは、「どの座席でも使えるのか?」「いつからいつまで購入できるのか?」など、まだ他にも気になることがあります。
もう少し早割について詳しく、Q&Aでご紹介しましょう!

購入期限はいつからいつまで?

早割の購入期限は、全てきっぷごとに決まっています。

購入開始はほぼ1ヶ月前からですが、購入期限はチケットごとに違います。
「いつからいつまで?」は以下の通り。

チケット名 購入期間 購入先
EX早特21 1ヶ月前~21日前 EX予約・スマートEX
それ以外の「早特」 1ヶ月前~3日前 EX予約・スマートEX
スーパー早特21 1ヶ月前~21日前 e5489・JR九州ネット
スーパー早特きっぷ 1ヶ月前~14日前 e5489・JR九州ネット
こだまスーパー早特きっぷ 1ヶ月前~14日前 e5489・JR九州ネット
こだま指定席きっぷ 1ヶ月前~1日前 e5489
九州ネット早特3 7 14 1ヶ月前~ JR九州ネット
WEB早特3 1ヶ月前~3日前 e5489・JR九州ネット
e早特 1ヶ月前~3日前 e5489・JR九州ネット
e早特1 1ヶ月前~1日前 e5489
WEB早特1 1ヶ月前~1日前 e5489
お先にトクだ値 1ヶ月前~13日前 えきねっと
スーパーモバトク 1ヶ月前~1日前 モバイルSuica
ぷらっとこだま 1ヶ月前~5日前 JR東海ツアーズ・JTB
バリ得こだま (申込)~3日前 日本旅行
新幹線ホテルパック (申込)~3日前 各旅行会社

グリーン車で使える早割は?

グリーン車でも使える早割がいくつかあります。

まず、東海道・山陽新幹線は、エクスプレス予約・スマートEXの「EX早特」「EXグリーン早特」「EXこだまグリーン早特」「EXのぞみファミリー早特」「EXこだまファミリー早特」でグリーン車も利用可能です。
そして、「ぷらっとこだま」にもグリーン車用のチケットがあります。
山陽・九州新幹線では、「e早特」「九州ネット早特3」などでグリーン車も利用可能。
そして、東北新幹線の「なすの・やまびこ」、上越新幹線「とき・たにがわ」、北陸新幹線「あさま」はえきねっと「お先にトクだ値」で格安に乗ることができます。
参考新幹線のグリーン車料金を格安にする手段いろいろ。

なお、新幹線ホテルパックも、区間によってグリーン車の選択も可能で料金も格安です。


自由席に乗れる早割はある?

自由席に乗れる早割はほとんどありません。

自由席に乗れるのは、九州新幹線の「ガチきっぷ」くらいです。
ただし、通年で販売されているわけではありません。


片道・往復で多いのは?

多いのは片道です。

まず、エクスプレス予約・スマートEX・えきねっとなど、新幹線ネット予約サービスの早割は、全て片道きっぷでの販売です。
また、ぷらっとこだま・バリ得こだまなど、こだま限定の格安きっぷも片道
一部の往復きっぷと新幹線パックを除けば、あとは全て片道単位での販売です。

なお、往復の早割きっぷもお得ですが、同じ区間を往復し宿泊する場合、新幹線ホテルパックの料金はさらに安いので、必ず確認しておいた方がいいですね。


早割きっぷの受取り方法

早割きっぷの受取り方法は、購入方法によって全く違います。

まず、駅や旅行会社で購入する場合、当然、きっぷの受取りはその場で受取り。
ネットで予約する場合、基本的に会員制予約サービスなら券売機で受取ります。

また、ぷらっとこだまや新幹線ホテルパックなどは、郵送または店頭での受取り。
新幹線パックの中にはコンビニで受取りができるパックもあります。


金券ショップで早割は購入できる?

ほとんど売っていません。

金券ショップで売っている新幹線のチケットはほとんどが回数券です。
しかし、区間によっては回数券ではなく、「お得なきっぷ」などを販売していることもあります。

そのきっぷが早割だった場合には、金券ショップでも購入可能です。
ただし、料金が早特きっぷの正規料金より高い可能性もありますので、必ず確認してから購入しましょう。


「早割」のまとめ

  • 早割は「駅の窓口」「ネット予約」「旅行会社のツアーなど」の3種類
  • 路線・区間によって使える方法が違う
  • 自由席・グリーン車は指定席より少ない
  • 購入期限・受取り方法はきっぷごとに違う
  • 宿泊するなら基本的に新幹線ホテルパックの方が安い