全国の新幹線には、いくつかの格安に乗る方法があります。
しかし、同じ区間でも、利用する方法によって料金は全く違います。
このサイトでは、「新幹線に格安に乗る方法」を全て整理してご紹介します!
そのいずれかを利用すれば、間違いなく新幹線料金は安くなります。
新幹線に格安に乗る方法【基本編8つ】
新幹線に格安に乗る方法には「どんなものがあるのか?」まとめてご紹介します。
そして、片道・往復の他、自由席・グリーン車・子供料金を安くする方法や、「早割」についても詳しく解説しています。
まず、新幹線に格安に乗る方法は大きく分けて、次の8パターンがあります。
そして、その中に「格安なきっぷ」があります。
1.新幹線ホテルパック
最初にご紹介したいのは新幹線ホテルパック。
同一区間の往復+宿泊で新幹線に乗るなら、基本的にはこれが格安!
特に東海道・山陽新幹線で旅行や出張に行く方は、必ず料金をチェックしてください!
パック料金から宿泊費を引いた実質の新幹線料金は、ほとんどの区間で最安値です。
ネットで新幹線・ホテルの両方を簡単に予約。
予約した新幹線チケットは自宅へ郵送、またはコンビニなどでも受取り可能。
旅行会社によっては、駅の券売機での受取りもOK!
区間によってはグリーン車を利用しても安く、子供料金もあるので家族旅行も格安です。
新幹線の往復+宿泊を同時にネットすると合計料金が格安!
ほとんどの区間で最も格安に新幹線に乗ることができます。
新幹線チケットを「駅受取り」にすれば、前日の16時まで予約可能。
ただし、お得なプランは早く完売してしまいます。
往復・宿泊の新幹線旅行なら、まずこれを利用するのが安いです。
2.ぷらっとこだま・バリ得こだま
「こだま」限定で格安に乗れるチケットがあります。
東海道新幹線「ぷらっとこだま」と山陽新幹線「バリ得こだま」。
「ぷらっとこだま」はネットやJR東海ツアーズで前日まで購入可能。
「こだま」指定席・グリーン車のチケットと1ドリンク引換券付き。
料金が格安というメリットはありますが、利用できる区間は限定。
途中乗車・下車は不可、予約後の変更も不可というデメリットもあります。
また、「バリ得こだま」はネットや日本旅行の店舗で前日まで購入可。
「こだま」指定席チケットと博多駅などで使えるクーポン付き。
途中乗車・下車はできず、区間が限定されています。
3.日帰りツアー
日帰りで往復できる区間では、「新幹線日帰りツアー」を利用するとお得!
設定がある区間とない区間がありますが、設定がある区間では安いです!
例えば、大阪からなら、岡山・広島・名古屋・東京の他、北陸・中国・四国地方など。
東京からも、名古屋・京都・大阪の他、仙台・長野などへも利用可。
朝出発して、夕方以降の新幹線を利用することができます。
4.駅で買える「お得なきっぷ」
JRでは駅の窓口等で「お得なきっぷ」を販売しています。
利用できる区間が限定されますが、料金はお得です。
各きっぷによって購入期間やルールが違いますので、事前に確認が必要です。
⇒「お得なきっぷ」について詳しくはこちら
5.往復割引・学割などの割引を利用する
JRにはいろいろな割引制度があります。
有名で使いやすいのは往復割引と学割。
往復割引は601キロ以上の区間で、学割は101キロ以上の区間で利用可。
この他に、団体割引や乗継割引などの割引があります。
6.シニア割引
これらの割引以外に、JRではシニア対象の割引サービスを展開しています。
ジパング倶楽部・おとなび(西日本)・50+(東海)・大人の休日倶楽部(東日本)・ハロー!自由時間クラブなど、会員制のシニア割引を利用しても新幹線に格安に乗ることができます。
7.株主優待券
JRの株主であれば、株主優待券を利用することもできます。
割引率はJR各社で違い、1枚でJR東日本は2割引、JR東海は1割引、JR西日本は5割引。
それぞれ管轄区間でしか利用できませんが、乗車券・特急券の両方が割引対象です。
そして、株主優待券は金券ショップ等でも購入することができます。
8.会員制新幹線ネット予約サービス
ネットで新幹線のチケットを予約できる会員制の新幹線予約サービス。
この新幹線のネット予約サービスは、エクスプレス予約・スマートEX・e5489・JR九州インターネット列車予約・えきねっとの5つの方法があります。
そして、各サービスごとに予約できる路線、格安になる路線や方法が違います。
これについては、次に詳しくご紹介しましょう!
(参考)回数券・新幹線格安チケット
新幹線には回数券で格安に乗ることができます。
回数券はほとんどの区間で6枚1セットでの販売が基本で、有効期間は3ヶ月。
年末年始・GW・お盆には利用できませんが、誰でも購入することができます。
また、新幹線駅周辺の金券ショップでは、新幹線格安チケットを販売しています。
金券ショップの新幹線格安チケットのほとんどは回数券で、数枚セットでの販売が基本の回数券を1枚単位で購入することができます。
区間によっては、回数券以外のお得なきっぷなどを販売していることもあります。
ただし、回数券などの販売がない区間では、金券ショップでも販売はありません。
回数券は廃止される傾向にあり、残っているのは東海道新幹線区間の自由席用回数券など一部です。
金券ショップでも回数券のない区間では、回数券の販売はありません。
新幹線はネット予約で格安!
新幹線に格安に乗る方法の1つがネット予約。
しかし、このネット予約は、利用する新幹線の路線によって使えるサービスが違います。
エクスプレス予約
東海道・山陽新幹線を割引価格でネット予約できる会員制のエクスプレス予約。
利用には年会費1,100円が必要ですが、一年中割引料金で新幹線に乗ることができます。
通常予約の「EX予約サービス」は当日の乗車直前でも予約でき、普通車指定席料金は東京-名古屋なら11,300円が10,880円に、東京-新大阪なら14,720円が14,230円になります。
また、往復割引の適用区間なら「EX予約サービス(往復割引)」でさらに格安!
東京-広島なら、往復割引乗車券利用時の片道料金18,570円が17,990円に。
学割を使える学生は割引料金の特急券「e特急券」を利用するのもお得です。
そして、事前予約が必要な「早特」はさらにお得!
使える区間はきっぷごとに限定されますが、早特の料金は格安です。
スマートEX
エクスプレス予約と同じく、東海道・山陽新幹線の予約ができるスマートEX。
利用に必要なのは、改札を通るための交通系ICカードと決済用のクレジットカード。
専用クレジットカードも不要で、年会費は無料です。
ただし、通常予約(スマートEXサービス)は安くなく、通常きっぷの200円引きのみ。
往復割引の適用区間では「スマートEXサービス(往復割引)」も使えますが、同じく往復割引乗車券より片道200円安くなるのみです。
ところが、年会費無料ながら早特の料金は全てエクスプレス予約の早特と同額。
6つある「早特きっぷ」を利用すると格安に新幹線に乗ることができます。
エクスプレス予約・スマートEXで購入できる「早特」
参考エクスプレス予約とスマートEXを比較!これから使うならどちら?
えきねっと
東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線の予約ができる会員制「えきねっと」。
会員登録は無料で専用クレジットカードも不要で、1~6名までの予約が可能。
えきねっとを利用して新幹線料金が安くなるのは「新幹線eチケット トクだ値」。
「トクだ値1」で5~15%割引、「トクだ値14」で25~35%割引に。
ただし、全区間・全列車に割引の設定があるわけではなく、一部の区間は「トクだ値1」で10%割引にしかなりません。
さらに、「トクだ値14」は完売が早く、普通車指定席は発売直後の購入が必須です。
e5489
山陽・九州新幹線と北陸新幹線の予約ができる会員制サービス「e5489」。
e5489からJ-WESTネット会員に登録すると、いくつかの格安きっぷが購入可能。
大阪・神戸から九州方面への往復にも使える「スーパー早特きっぷ」は安いです。
さらに、J-WESTカードを利用するJ-WESTカード会員になると、会員限定の格安きっぷも利用することができます。
J-WESTカード(エクスプレス)を利用すれば、これらの格安きっぷをe5489で購入し、さらにエクスプレス予約で東海道・山陽新幹線も割引料金で予約することができます。
JR九州インターネット列車予約
九州・山陽新幹線を割引料金で予約できるJR九州インターネット列車予約。
きっぷの予約には会員登録が必要ですが、年会費は無料です。
割引きっぷの種類は豊富で、JQカード会員は会員限定の格安きっぷも購入可。
公式サイトで区間・乗車日を指定すると、利用できる格安きっぷの全ての料金が表示されるので、簡単に料金を比較してきっぷを選択することができます。
予約サービス | 割引になる路線 | 年会費 |
---|---|---|
エクスプレス予約 | 東海道・山陽・九州 | 1,100円 |
スマートEX | 東海道・山陽・九州 | 無料 |
えきねっと | 東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸 | 無料 |
e5489 | 山陽・九州・北陸 | 無料 |
JR九州列車予約 | 九州・山陽 | 無料 |
以上が、ネットで新幹線を予約できる会員制の新幹線予約サービスです。
利用する路線で使えるサービスに会員登録すれば新幹線を安く予約できます。
チケット購入時期・座席・子供料金
これまでご紹介した通り、新幹線にはいくつかの方法で格安に乗ることができます。
しかし、新幹線の料金は、チケットの予約・購入時期によって変わります。
片道で安くなるチケットもあれば、往復で格安になる方法もあります。
そして、自由席とグリーン車では使える方法が違います。
早割・当日購入で格安に!
新幹線は早めにチケットを予約・購入すると安いです。
当然、当日にきっぷを購入するより「早割」がお得!
しかし、当日でも新幹線料金を格安にする方法もあります。
新幹線の早割まとめ。
早割が完全にわかります。
当日購入できる格安きっぷを紹介しています。
片道・往復の格安な方法がわかる!
新幹線のチケットは、片道で購入できるものもあれば、往復で格安になる方法も。
片道のみで安くなる方法、往復で格安な方法を分けてご紹介します。
新幹線の往復料金を格安にする方法を解説。
片道限定で安くなる方法を紹介。
グリーン車・自由席も格安に!
新幹線には指定席・自由席・グリーン車・グランクラスという座席があります。
この内、格安な方法はほとんどが指定席。
グランクラスはほぼ割引にはなりません。
しかし、グリーン車と自由席もいくつかの方法で格安に!
グリーン車に格安に乗る!
自由席に格安に乗るには?
子供料金も格安になる?
新幹線の子供料金の対象は小学生で、基本的には大人の半額です。
この子供料金は、安くなる方法もあれば、子供料金の設定がないものもあります。
例えば、回数券などは大人料金のみの設定。
しかし、往復割引やトクだ値・エクスプレス予約・スマートEXの早特の一部など、子供料金が設定されているものもあります。
では、子供料金はどうすれば格安になるのか?
⇒新幹線の子供料金【自由・指定席】※基本と格安にする方法
新幹線に格安に乗る方法【路線・列車別】
新幹線に格安に乗る方法は、路線ごとに全く違います。
東海道・山陽新幹線と東北新幹線や北陸新幹線では、ほとんど使える方法は違います。
そして、同じ東海道・山陽新幹線でも「のぞみ」と「こだま」では、使えるチケットの種類が違います。
東海道・山陽新幹線
東海道・山陽新幹線には、大きく分けて10の方法で格安に乗ることができます。
⇒東海道・山陽新幹線に格安に乗る10の方法をまとめて紹介!
しかし、「のぞみ」と「こだま」では、使えるチケットが違います。
「のぞみ」に格安に乗る!
「のぞみ」には細かく分ければ15の方法で格安に乗ることができます。
しかし、区間によって使える方法は違い、全区間で全ての方法が利用できるわけではありません。
⇒新幹線「のぞみ」に格安に乗る15の方法を解説!
「こだま」に格安に乗る!
「こだま」にもいくつかの方法で格安に乗ることができます。
先にご紹介した「ぷらっとこだま」「バリ得こだま」など、「こだま」は多くの方法で安くなります。
⇒新幹線「こだま」に格安に乗る方法※こだまは本当に安い?
東北・北海道・秋田・山形・上越新幹線
東北・北海道・秋田・山形・上越新幹線は「えきねっと」で安くなります。
これ以外にも、回数券や新幹線ホテルパック、往復割引・学割も利用可。
⇒東北・上越・秋田・山形新幹線に格安に乗る方法(まとめ)
そして、東北新幹線の最速列車「はやぶさ」に限定して、格安な方法をご紹介!
⇒東北・北海道新幹線「はやぶさ」に格安に乗る方法は5つ!
北陸新幹線
北陸新幹線も「えきねっと」で安くなります。
当然、学割も利用でき、宿泊するなら新幹線ホテルパックも格安!
これに加えて、北陸新幹線では「e5489」でも料金は安くなります。
⇒北陸新幹線にも格安に乗る方法があります。
九州新幹線
九州新幹線には、e5489・JR九州インターネット列車予約で格安に乗ることができます。
これ以外にも、新幹線ホテルパック・学割・往復割引なども利用可。
九州新幹線に格安に乗る方法をまとめてご紹介します。
⇒九州新幹線に格安に乗る方法※割引きっぷの予約も簡単です!
そして、九州新幹線は山陽新幹線と直結しており、新大阪まで直通移動が可能。
新大阪までの移動に利用できる「みずほ・さくら」はどうすれば格安に乗れるのか?
⇒みずほ・さくら(山陽・九州新幹線)に格安に乗る方法がわかる!