新幹線の回数券ってお得?回数券のルールと料金を解説

新幹線の「回数券」は、決まった区間を行き来する機会が多い人、家族など複数で同じ区間を往復する時に利用することができる格安きっぷの一つです。

ここでは、JR各社が発売する「新幹線回数券」についてわかりやすくご紹介します。

新幹線の回数券の基本

まずは、新幹線の回数券の種類を路線別に紹介。
そして、回数券の購入方法・使い方・ルールについてご紹介します。

「新幹線回数券」の種類は?

「新幹線回数券」は、JR各社が発売する「新幹線で使える特別企画乗車券」の一つで、グリーン車用・普通車指定席用・普通車自由席用があります。
これらの回数券には「4枚つづり」「20枚つづり(東京~大阪のみ)」などいろいろなタイプがありますが、一般的なのは「6枚つづり」です。

回数券の販売区間・座席・枚数などは、全て路線によって違います。
まずは、路線ごとの回数券について簡単にご紹介しましょう。

東海道・山陽新幹線

東海道・山陽新幹線で使える回数券は、6枚1セットが基本です。(一部例外あり)
普通車指定席の回数券が多く販売されていますが、一部の区間でグリーン車・自由席用の回数券の販売があります。

東海道・山陽新幹線で使える回数券の種類はJR東海の公式サイトで確認することができますが、普通車指定席用・グリーン車用・自由席用の他、東京新幹線自由席回数券・こだま号専用グリーン回数券や、通勤・通学で利用する定期券用の回数券もあります。

九州新幹線

九州新幹線の回数券には6枚つづりのものはなく、2枚での販売が基本です。
九州新幹線の回数券の種類はJR九州の公式サイトで確認することができますが、新幹線専用の回数券は2種類で、「九州新幹線2枚きっぷ」と「九州新幹線日帰り2枚きっぷ」のみ。
回数券の種類は少ないですが、それ以外の割引きっぷが豊富です。

東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線

まず、東北・山形・上越・北陸新幹線の回数券はJR東日本の公式サイトで確認することができますが、6枚1セットで販売されています。
座席は普通車指定席が基本ですが、東北・上越新幹線には自由席用回数券もあります。

そして、秋田新幹線に限っては「こまち4枚回数券」という4枚1セットの回数券を購入することができます。

金券ショップで販売している「新幹線格安チケット」も、ほとんどはこの回数券。
利用方法などは全て回数券のルールと同じです。
参考ページ新幹線格安チケットの金券ショップでの購入方法&駅での使い方

 

では、この回数券はどのように購入し、どのように利用すればいいのでしょうか?

「新幹線回数券」の買い方・購入場所は?

「新幹線回数券」は、JR駅の窓口や提携先の旅行会社などでも購入可能です。
利用日時がわかっているときは、同時に座席指定をすることもできます。
また、新幹線の駅にある券売機でも購入することができ、現金・クレジットカードでの購入も可能です。

そして、購入した指定席・グリーン車用の回数券は、乗車前に駅の窓口や券売機で座席指定手続きを行い、指定した列車・座席に乗らなければなりません。
ただし、自由席用の回数券の場合は、座席を指定する必要がないので、そのまま改札を通り自由席に乗ることができます。

なお、「金券ショップ」でも「新幹線格安チケット」として売っている回数券を購入することができますが、この場合も、指定席用回数券は駅で座席指定を受けてから新幹線に乗車します。

 

このように購入し利用する新幹線の回数券。
では、この回数券にはどのようなルール・制限があるのか?

「新幹線回数券」のルール・制限・払戻しは?

回数券には独自のルールや制限があります。
その中で特徴的なものをいくつかご紹介しましょう。

回数券には有効期間がある

まず、回数券は通年で発売されていますが、ほとんど有効期間は3ケ月です。
しかし、中には有効期間の短いものもあり、「九州新幹線2枚きっぷ」は1ヶ月。
この期間内に全てを利用しなければならず、余った回数券は払い戻すことはできません。

使えない時期

回数券は通常期・繁忙期・閑散期でも利用することができますが、4月27日~5月6日、8月11日~20日、12月28日~1月6日には利用することができません
家族3人で帰省に利用しようと思っても、お盆や年末年始・GWには回数券は利用できません

払い戻し

新幹線回数券の払戻しを希望する場合は、有効期間内のもので、表紙をともなう全券未使用の場合のみ払戻し可能です。
なお、金券ショップで購入した回数券は、駅の窓口では払戻しができませんので注意が必要です。

その他の制限

回数券では途中下車することはできません。
もちろん、下車することはできますが、その先の分は無効になってしまい、再度乗車するができません。

また、学割や往復割引との併用はできず、どちらかを選択する必要があります。

通常きっぷの場合、子供料金は大人の半額が基本ですが、指定席用回数券では大人用のきっぷで子ども2人が乗るということもできません。ただし、自由席用回数券の場合、大人用1枚で子ども2人が乗車することができます。

 

このように、回数券にはいろいろな独自ルールがあります。
回数券を利用する前には、必ずJRのサイトでルールを確認しておく必要があります。

普通料金よりは多少格安に新幹線に乗ることができる回数券。
利用する時は、特に「有効期限」「利用可能日」の確認をお忘れなく!

 

新幹線の回数券はお得か?

新幹線の回数券は通常料金に比べればもちろん格安です。
しかし、回数券を使うと本当にお得なのか?
実際の料金を比較してみましょう。

例1.東京~姫路

東京~姫路間の指定席回数券は6枚で89,820円(1枚あたり14,970円)。
通常料金16,160円と比べると1,190円格安です。

しかし、この区間では往復割引やエクスプレス予約なども使えます。
往復割引なら片道の料金は15,170円と回数券の方が安いですが、学割を併用すると13,400円なので、回数券の方が高くなります。

エクスプレス予約の料金は14,920円と回数券より50円安いです。
さらに、エクスプレス予約の早特を使うとさらに安いので、回数券よりエクスプレス予約の方がお得です。

なお、スマートEXを利用すると片道料金は15,690円。
早特の料金はエクスプレス予約と同じなので安いですが、通常予約時には回数券の方が安いです。

例2.大宮~仙台

大宮~仙台の指定席回数券料金は6枚で58,020円(1枚あたり9,670円)。
通常料金10,360円と比較すると690円格安です。

大宮~仙台では、えきねっと「トクだ値」、「モバイルSuica特急券」でも格安に新幹線に乗ることができます。
えきねっとの「お先にトクだ値」なら30%割引で7,240円、35%割引で6,730円。
「えきねっとトクだ値」の10%割引で9,310円、15%割引で8,790円。
「モバイルSuica特急券」の「モバトク」でも9,570円、「スーパーモバトク」なら8,600円。
いずれも回数券を利用するより格安です。

回数券料金について(まとめ)

 

  • 回数券は往復割引より安い
  • 回数券はスマートEXよりは安い(早特除く)
  • 学割の方が回数券より安いことが多い
  • ネット予約の格安きっぷの方が安い

会員制の割引予約などと比べると、回数券の料金は安いとはいえません。
当然、往復・1泊で比較すれば、さらに格安な新幹線パックなどには勝てません。
参考ページ新幹線パックは格安!パックは新幹線に一番格安に乗る方法?