「新幹線で往復するときに格安な方法はないのか?」
「同じ区間の往復なら、何か安い方法があってもいいはず!」
と、お考えの方へ、新幹線の往復料金を格安にする方法を全て解説します!
目次
新幹線の往復で使える格安な方法3つ!
新幹線には、片道で安く乗れる方法もあれば、往復が条件で安く乗れる方法もあります。
ここでは、新幹線の往復料金を安くする方法に絞ってご紹介していきます。
新幹線の料金は、往復きっぷが安いのか?それとも、片道×2の方が安いのか?
往復料金を安くするための方法を全て考えてみましょう!
同じ区間を往復する方、途中下車などをお考えの方も参考にしてください。
では、同じ区間の往復で料金が安くなるものをご紹介しましょう。
1.新幹線ホテルパック
まず、最初に料金をチェックしておきたいのが新幹線ホテルパック。
往復というよりも「往復+宿泊」で、大半の区間で新幹線旅行代金が最も安くなります。
ほぼ全国の新幹線で利用することができ、出発地・目的地・日程を決めてネット予約。
予約したチケットは自宅やコンビニでも受取り可能です。
基本的に、利用する区間は行きも帰りも同じ区間で、途中下車などはできません。
往復同じ区間新幹線を利用し、ホテルも予約する方にはこれが最も安いです!
新幹線の往復+宿泊を同時にネットすると合計料金が格安!
特に東海道・山陽新幹線はほとんどの区間で最低価格。
新幹線・ホテルの選択肢も多く自由に選択。
3日前まで予約することができます。
この新幹線パックは、全国旅行支援・Go To トラベルの割引対象です!
新幹線とホテルの両方が割引になるので、別で予約するよりお得です。
2.往復タイプのお得なきっぷ
JRが販売している「お得なきっぷ」等の中には、同じ区間の往復料金が安くなる「往復きっぷ」があります。
JR東海なら『東京ディズニーリゾート往復きっぷ』など。
JR九州なら『大阪往復割引きっぷ』など。
これらの割引きっぷを利用すると、同じ区間の往復料金が安くなります。
「早特きっぷ」は購入期限があり、事前に購入する必要がありますが、基本的にそれ以外の往復きっぷは当日でも購入が可能です。
ただし、全区間分が販売されているわけではなく、販売があるのは一部の区間。
新幹線に乗る区間に設定があれば、利用するとお得です。

また、このような往復きっぷの他に、回数券を利用するという選択肢もあります。
回数券は6枚セットでの販売が多いため、3人または6人での往復に利用できます。

3.往復割引
片道の距離が600キロを超えるような長距離の時に利用できるのが「往復割引」。
同じ区間の往復が条件ですが、唯一途中下車&途中乗車することもできます。
事前に予約・購入する必要もなく、利用する当日でも割引が効くのがこの制度。
条件をクリアすれば、全国どこでも使え、学割と同時に使うこともできます。
往復割引の条件は、601キロ以上の区間の乗車券を往復分購入すること。
これで乗車券が1割引になります。
なお、エクスプレス予約には「EX予約サービス(往復割引)」というきっぷがあり、エクスプレス予約と往復割引が併用されてお得です。
料金はエクスプレス予約ほど安くなく、往復割引乗車券との差額は片道200円です。

往復きっぷの利用範囲が広いのは?
「往復割引」が利用できるのは、片道601キロ以上の区間のみ。
JRの割引制度なので、距離の条件をクリアすれば全国で利用することができます。
新幹線ホテルパックは主要都市間の往復なら、全国の多くの地域で利用可。
しかし、旅行会社の設定次第なので、利用できる区間と利用できない区間、料金が抜群に格安な区間もあれば、あまり安くならない区間もあります。
「お得なきっぷ」は設定がある区間とない区間があります。
特に利用者が多い、東京と名古屋・京都・大阪の間には格安なきっぷは存在しません。
それでも、長距離で利用する場合など、設定がある区間で利用すると料金は格安です。
同じ区間の往復が条件で安くなる方法は、大きくわけるとこの3つです。
しかし、新幹線のチケットは、当然、片道ずつでの購入が可能です。
往復きっぷを購入しなくても、片道きっぷを往復分購入するという方法もあります。
では、片道きっぷを往復分買うなら、どんなきっぷが安いのか?
片道の早割×2で新幹線の往復も格安
片道の料金が安いチケットを利用すれば、当然、往復料金も安くなります。
新幹線は往復きっぷを利用しなくても、この方法で安く往復することができます。

片道料金もいくつかの方法で安くなりますが、特に安いのは「早割」。
早めの購入が条件のきっぷは、間違いなく格安です。
特に、ネットで予約・購入する会員制新幹線割引予約サービスの早割は安いです!
エクスプレス予約・スマートEX
東海道・山陽新幹線で使えるエクスプレス予約・スマートEXには、6種類の「早特」きっぷがあり、料金も安いです。
「EX早特21」のみ購入期限は21日前で、それ以外は3日前まで購入可。
もちろん、利用できる区間など限定されますが、多くの区間で使うことができます。
例えば、東京-広島で「EX早特」を平日に使うと普通車指定席片道16,190円、往復32,380円。
往復きっぷ「EX予約サービス(往復割引)」は片道16,600円、往復33,200円。
往復切符よりも早割の方が格安に往復することができます。
e5489・JR九州列車予約
山陽・九州新幹線と北陸新幹線が安くなる「e5489」。
九州・山陽新幹線が安くなる「JR九州インターネット列車予約」にも早割があります。
例えば、両方で販売している「スーパー早特きっぷ」は14日前までの購入が条件。
これを新大阪-博多で利用すると、片道10,480円、往復20,960円です。
同じ区間の往復で使える「EX予約サービス(往復割引)」は、片道12,310円、往復24,620円なので、片道の早割きっぷを往復で使った方が安いです。
えきねっと
まず、「えきねっと」が使える東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線には、ほとんど往復きっぷがありません。
利用できるのは回数券や往復割引のみ。
往復割引で安くなるのは乗車券の1割ですが、えきねっと「トクだ値10」は乗車券・特急券の両方が10%割引なので、当然、これを利用した方が安いです。
また、東京-盛岡で「回数券」を利用すると1枚14,410円と安くなります。
しかし、「トクだ値10」の料金は片道12,850円なので、こちらの方が安いです。
なお、同じ区間に、えきねっと「お先にトクだ値」がある場合、間違いなくこちらの方が安いです。
このように、JRが販売している往復きっぷや往復割引よりも、片道の早割きっぷを往復で使った方が安い傾向にあります。

ところが、1つ例外がありますので、料金を比較してみましょう!
新幹線の往復料金を比較!どれが格安?
料金を比較してみると、往復きっぷを買うよりも、早割の片道きっぷをネット予約した方が安いことが多いです。
ところが、新幹線パックを利用すると、片道の早割よりも格安!
往復+宿泊で新幹線を利用するなら、新幹線パックの料金は必見です!
では、往復きっぷ・片道の早割・新幹線パックの料金を比較してみます。
料金は往復足す1泊の合計で比較してみましょう。
【例】東京-広島
東京-広島の普通車指定席料金は片道19,440円、往復38,880円です。
往復割引を利用すると、片道料金は18,250円、往復36,500円。
エクスプレス予約の「EX予約サービス(往復割引)」なら片道16,600円、往復33,200円。
この区間には、「EX早特」「EX早特21」という2つの早特があります。
「EX早特」は平日16,190円、土休日15,790円なので、土休日の往復は31,580円。
「EX早特21」は列車が限定されますが、片道14,260円、往復28,520円。
この料金に、1泊6,300円の宿泊費を合わせて比較してみます。
往復方法 | 往復+1泊合計 | 通常きっぷとの差額 |
---|---|---|
通常きっぷ | 45,180円 | なし |
往復割引 | 42,800円 | 2,380円 |
EX予約サービス往復割引 | 39,500円 | 5,680円 |
EX早特(土休日) | 37,880円 | 7,300円 |
EX早特21 | 34,820円 | 10,360円 |
新幹線パック | 32,900円 | 12,280円 |
【例】新大阪-博多
新大阪-博多の「のぞみ」普通車指定席料金は片道15,600円、往復31,200円。
そして、往復割引を利用すると片道14,620円、「EX予約サービス(往復割引)」で12,310円。
他にエクスプレス予約・スマートEX「EX早特」と「スーパー早特きっぷ」も利用可。
「EX早特」は平日12,000円、土休日11,200円なので、土休日の往復は22,400円。
「スーパー早特きっぷ」の料金は、片道10,480円、往復20,960円。
この料金に、1泊6,000円の宿泊費を合わせて比較してみます。
往復方法 | 往復+1泊合計 | 通常きっぷとの差額 |
---|---|---|
通常きっぷ | 37,200円 | なし |
往復割引のぞみ指定席 | 35,240円 | 1,960円 |
EX予約往復割引 | 30,620円 | 6,580円 |
EX早特(土休日) | 28,400円 | 8,800円 |
スーパー早特きっぷ | 26,960円 | 10,240円 |
新幹線パック | 26,800円 | 12,600円 |
2つの区間で比較してみましたが、往復きっぷよりも、早割の片道きっぷが安いです。
しかし、それよりも新幹線ホテルパックが安いです。
なお、東北新幹線や秋田新幹線の場合、1人で新幹線を利用する時、往復とも「お先にトクだ値」が購入できた場合、新幹線パックより安いことが多いです。ただし、2人以上なら新幹線パックが安いことが多いです。
新幹線の往復+宿泊を同時にネットすると合計料金が格安!
特に東海道・山陽新幹線はほとんどの区間で最低価格。
新幹線・ホテルの選択肢も多く自由に選択。
3日前まで予約することができます。
この新幹線パックは、全国旅行支援・Go To トラベルの割引対象です!
新幹線とホテルの両方が割引になるので、別で予約するよりお得です。