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「バリ得こだま」は山陽新幹線がお得!料金・区間・購入方法は?

山陽新幹線の「こだま」に格安に乗れる「バリ得こだま」。
使える区間は限定されますが、その区間では新幹線料金は最も格安です。

このページでは、「バリ得こだま」の料金や区間、チケットの予約・購入方法から注意点まで詳しくご紹介します!

公式サイトバリ得こだま

「バリ得こだま」とは?

「バリ得こだま」の正式な名称は、「バリ得こだま・ひかり号」。
日本旅行が販売する格安ツアーで、山陽新幹線「こだま」を1人から格安に利用することができる片道チケット

「こだま」だけではなく、一部の限定「ひかり」も利用することができます。
そして、その料金が抜群に格安です。

区間は?

「バリ得こだま」で新幹線に格安に乗れる区間は限定されています。
利用できるのは、以下の区間。

地域 駅名
関西-九州(片道) 新大阪・新神戸・西明石・姫路-小倉・博多と九州各地
関西-四国(片道) 新大阪・新神戸-高松・松山・高知
中国-関西 岡山~新山口の各駅-新大阪・新神戸
中国-九州 岡山~新山口の各駅-小倉・博多と九州各地
関西-中国 新大阪・新神戸・西明石・姫路-岡山・広島

このように設定があり、それ以外の駅での乗降車はできません。

料金は?

「バリ得こだま」の料金は、当然、区間によって違います。
そして、時期によって若干の変動がありますので公式サイトでの確認が必要です。

例えば、新大阪-博多なら、通常は7,600円、年末年始・GW・お盆は9,700円。
そして、500円アップで「ひかり」のグリーン車に乗ることができます。

また、中国地方発着の料金も安く、広島-博多は5,900円。
このような料金で、駅で使えるクーポンなどが付いています。

なお、子供料金は約半額です。

バリ得こだまは安いのか?料金を比較!

「バリ得こだま」は格安な料金で山陽新幹線に乗ることができます。
しかし、これ以外にも安いチケットは存在します。

では、他のチケットと比べても「バリ得こだま」は安いのか?
実際の料金を比較してみましょう。

【例】新大阪-博多・広島-小倉

例として、新大阪-博多と広島-小倉で料金を比較します。

この区間では、エクスプレス予約スマートEXの他、e5489から「こだまスーパー早特きっぷ」「こだま指定席きっぷ」なども購入することができます。

これを一度に比較してみましょう。

チケット 新大阪-博多 広島-小倉
こだま通常きっぷ 15,280円 7,670円
スマートEX 15,080円 7,470円
エクスプレス予約 13,490円 6,980円
EX早特土休日のぞみ 11,200円 なし
こだまスーパー早特きっぷ 8,660円 なし
こだま指定席きっぷ なし 4,960円
バリ得こだま 7,600円 4,700円
新幹線パック(こだま) 7,300円 4,450円

まず、新大阪-博多なら「こだま」料金が最も安いのは「バリ得こだま」。
往復+宿泊で比較すると、新幹線ホテルパックの方が安いですが、片道の料金は間違いなく安いです。

また、広島-小倉で比較しても、片道は「バリ得こだま」が最も安いです。

注意

広島-小倉の場合、大人1人の料金は「バリ得こだま」が安いです。

ところが、2人以上が条件で使える「こだま指定席きっぷ」は子供料金が安く、全区間一律1,500円。

大人1人・子ども1人の合計で比較すると、「バリ得こだま」7,150円、「こだま指定席きっぷ」6,460円と料金は逆転します。

なお、「バリ得こだま」は安いですが、往復+宿泊する場合は、新幹線ホテルパックの方が若干安いことが多いです!

 

バリ得こだまのチケット購入方法・受取り方法

「バリ得こだま」は安い!ということはわかりました。
では、このチケットはどのように購入し、どこで受取ればいいのか?
そして、代金はどのように支払えばいいのか?

チケット購入方法

バリ得こだまのチケット購入方法は2つ。

1つはネットで予約・購入する方法。
公式サイトから、3日前まで予約・購入することができます。

そして、もう1つは日本旅行の店頭で購入する方法。
店頭なら、出発の前日でも購入することができます。

チケット受取り方法

バリ得こだまのチケットはいろいろな方法で受取ることができます。

まず、店頭で購入する場合、そのまま店頭でチケットを受取ります。

そして、ネット予約の場合は、基本的に宅配便で届きます。
自宅や実家など、受取り可能な場所を指定することができます。

それでも受取りが難しい方は、チケットの受取り場所を郵便局やコンビニに指定することができます。コンビニ(ファミリーマート)なら24時間受取りが可能です。

支払い方法はクレジットカード?

ネットで予約・購入する場合、支払い方法はクレジットカードのみ。
振込やコンビニ決済等は利用することができません。

また、店頭で購入する場合はクレジットカード・現金払いも可。
クレジットカードがない方は、店頭なら現金払いで購入が可能です。

バリ得こだまの注意点とは?

新幹線の安いチケットには、通常きっぷと違う注意点があります。
当然、「バリ得こだま」も同じです。

次に、予約・購入前に知っておきたい「バリ得こだま」の注意点をいくつかご紹介しましょう。

予約後の変更は不可

バリ得こだまは、予約後に区間・日程・時間等を変更することができません
変更が必要な場合は、一旦キャンセルをして再度申込みが必要です。
この時、予約期間内であれば、またバリ得こだまを予約することができます。

キャンセルは払い戻し手数料が必要

予約後でも、キャンセルをすることはできます。
しかし、キャンセルには取消し料がかかります。

この取消し料は、出発11日前まではかかりませんが、10日前からは取消しを依頼する日によって変わり、10日前なら20%、当日なら50%。そして、旅行開始後(出発後)には100%の取消し料がかかります。

乗り遅れた場合、チケットは無効

「バリ得こだま」では、指定列車の指定席を利用します。
この指定した列車の指定された座席以外は利用することができません

もし、列車に乗り遅れた場合、後続列車の自由席も利用不可
チケットは完全に無効になり、別途購入が必要です。

途中下車・途中乗車はできません

「バリ得こだま」は使える区間が決まっています。
その区間以外の区間では乗車も降車もできません

例えば、新大阪から新下関へ行きたい時、バリ得こだまを利用して途中で降りれば安くなる気がします。ところが、途中下車ができないため、この区間では利用することはできません。

年末年始・GW・お盆は料金がUP

バリ得こだまの料金は変動します。
基本的には月ごとに変わったり、2~3ヶ月で変わったりします。

しかし、年末年始・GW・お盆の期間は別で料金が設定され、片道9,000円台。
もちろん、通常きっぷに比べれば格安ですが、他の時期に比べるとお得感はありません。

 

以上、「バリ得こだま」を利用する時の注意点です。

バリ得こだまの詳細解説

バリ得こだまについていろいろご紹介してきました。
もう少し詳しく細かい部分をQAでご紹介しましょう。

空き状況を調べるには?

山陽新幹線の空席状況はサイバーステーションなどで調べることができます。
これで、「こだま」に空席があるかどうかはわかります。
「バリ得こだま」は空席があることを確認してから申込みましょう!

九州(博多・小倉)からも利用できる?

「バリ得こだま」は九州(博多・小倉)からも利用が可能です。
博多・小倉から広島・岡山はじめ、新神戸・新大阪行きにも使えます。

往復でも利用できる?

「バリ得こだま」は上り・下りの同じ区間に設定されています。
当然、往復分を購入すれば、往復での利用が可能です。
ただし、一部の往復限定商品を除いては、往復セットで販売されているわけではないので、片道ずつの購入が必要です。

なお、「往復&宿泊」する方は、新幹線ホテルパックで往復+ホテルを同時に予約すると格安です!
「こだま」を利用するなら、料金は「バリ得こだま」同様に安く、「のぞみ」に乗っても安いです。

 

金券ショップでは購入できない?

基本的には金券ショップではなく、公式サイトまたは店舗で購入します。

金券ショップにチケットが流れる可能性がないわけではありませんが、バリ得こだまは日時・座席が指定されているので、まず販売されても買う人はいないでしょう。
実際には、金券ショップでは購入できないと考えて問題ありません。

東京や名古屋行きはないの?

東京や名古屋へ行くバリ得こだまはありません。
「バリ得こだま」は山陽新幹線「こだま」と一部「ひかり」限定。

大阪などから名古屋・東京へ行く東海道新幹線は、「ぷらっとこだま」を利用します。

時刻表を調べるには?乗れる「ひかり」は?

「バリ得こだま」で乗れる列車の時刻表は公式サイトで確認することができます。
ここで、利用できる一部の「ひかり」を確認することもできます。

「ひかり」は早朝発の列車などに限定されていますが、「こだま」より所要時間は短いです。そして、大阪・神戸など発着の「ひかり」のグリーン車には500円の差額で乗ることができます。

座席指定はできる?

バリ得こだまでは座席を指定することはできません。
座席のリクエストをすることもできません。
座席が指定できないため、複数で利用する場合でも、席が離れる可能性もあります。

学割・往復割引との併用は?

学割往復割引との併用はできません。
どちらかを選ぶ必要がありますが、料金は「バリ得こだま」が安いです。

なお、「バリ得こだま」は安いですが、往復+宿泊する場合は、新幹線ホテルパックの方が若干安いことが多いです!