新幹線「自由席」の格安チケットを紹介※自由席には安く乗れる?

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新幹線の座席には、普通車指定席・自由席とグリーン車・グランクラスなどがあります。 当然、通常きっぷの料金が最も安いのは、座席を指定しない普通車自由席。 では、この自由席は普通車指定席よりどれくらい安いのか? そして、どのようなチケットで、自由席料金は安くなるのか? また、どんな時に自由席を利用するとお得なのか? ここでは、新幹線の自由席の「料金」を安くする方法についてご紹介します。   なお、新幹線で往復+宿泊する方は、自由席よりもこれで指定席に乗った方が安いです!
指定席に乗れて自由席より安い!
  新幹線ホテルパック   往復新幹線と宿泊の合計料金が格安! 利用するのは指定席ですが、自由席に乗るよりずっと安いです。 特に東海道・山陽新幹線は安く、他のチケットよりお得! チケットは「駅受取」を選択すれば、前日の16時まで予約可能です!
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目次

新幹線の自由席料金はいくら安い?

新幹線の自由席料金は、もちろん指定席料金より安いです。 自由席は(ひかり・こだま)の「通常期の指定席料金の530円引き」が基本。 自由席の料金は「のぞみ」でも「ひかり・こだま」でも同じ料金。 そして、時期によって料金が変わることもありません。 指定席の料金は繁忙期・最繁忙期・閑散期に料金が変わるので、自由席との差額は変わります。 (「のぞみ」指定席料金は高いので、差額が大きくなります。) 少しわかりにくいので、例を挙げてご紹介しましょう。

【例】新横浜~岡山

通常期「のぞみ」指定席料金は17,440円、「ひかり」指定席料金は16,800円。 自由席の料金はどの列車でも16,270円で、「ひかり」指定席との差額は530円。 新横浜~岡山なら通常期の「のぞみ」指定席との差額は1,170円。 そして、繁忙期・最繁忙期・閑散期には普通車指定席の料金が変わります。 閑散期は「のぞみ」17,240円、「ひかり」16,600円。 繁忙期は「のぞみ」17,640円、「ひかり」17,000円。 最繁忙期は「のぞみ」17,840円、「ひかり」17,200円。 自由席と閑散期「ひかり」との差額は330円、最繁忙期「のぞみ」との差額は1,570円。 「のぞみ」と同じく特急券料金が高い「みずほ」などでもこのように差額は変わります。 これが、指定席と自由席の料金の差額です。 そして、この自由席の料金は、いくつかのチケットで安くすることができます。 では、どうすれば自由席の料金は安くなるのでしょうか?

「自由席料金」を格安にするチケットは?

通常きっぷだけで比較すると、自由席はそれほど安いわけではありません。 しかし、自由席の料金はいくつかの方法で安くすることができます。

往復割引・学割を使う

まず、自由席の料金も、往復割引学割で安くなります。 学割が使えるのは片道101キロ以上の区間、往復割引は片道601キロ以上の区間。 そして、往復割引の適用区間では、学割の併用も可能です。 それぞれの条件を満たせば、これで自由席の料金は安くなります。 安くなるのは乗車券で、往復割引が1割引、学割が2割引。 例えば、東京-広島の自由席通常料金は18,380円です。 これが、往復割引で自由席に乗ると17,190円、学割なら16,000円。 そして、学生は両方を使うことができるので、往復割引+学割で15,050円。 このように、学割や往復割引を利用すると、自由席料金も安くなります。
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回数券・新幹線格安チケットを使う

東海道新幹線には自由席用回数券が完売されています。 6枚1セットですが、これを利用すると、自由席には安く乗ることができます。 また、回数券は金券ショップでも1枚から販売されているので、これを購入して利用することもできます。 では、回数券を利用するとどれくらいお得なのか? 例えば、東京-静岡の自由席通常料金は5,940円、回数券は1枚あたり5,490円。 東京-浜松なら、自由席の通常料金は7,910円、回数券は1枚7,250円。 東京-静岡で450円、東京-浜松で660円お得です。 ただし、この自由席回数券は2024年12月に販売終了し、2025年3月に利用終了となりますので注意が必要です。

エクスプレス予約も自由席は安い!

東海道・山陽・九州新幹線の予約ができるエクスプレス予約。 エクスプレス予約で自由席のチケットを購入しても、自由席料金は安くなります。 例えば、東京-名古屋は通常きっぷ10,560円が、エクスプレス予約で10,310円。 東京-新大阪なら自由席通常きっぷ13,870円が13,620円と安くなります。   このように、いくつかの方法で新幹線の自由席には安く乗ることができます。 しかし、自由席が割引になっても、その料金が安いとは限りません。  

自由席より安く「指定席」に乗れる!

自由席は指定席より安く、どの列車でも同じ料金で乗ることができます。 しかし、特に東海道新幹線「のぞみ」など、自由席は基本的に混雑状態。 もし、指定席がもう少し安ければ、自由席より指定席が楽ですよね? そこで、自由席よりも安く指定席に乗れる方法を、いくつかご紹介します。

新幹線パックで指定席に乗ると安い!

往復新幹線とホテルを同時に予約できて安い新幹線ホテルパック。 利用するのは普通車指定席が基本で、自由席よりも安く乗ることができます。 例えば、東京-広島では、往復割引を利用すると自由席は安くなります。 この時の片道料金は17,190円、往復34,380円。 1泊7,000円のホテルで泊まると、往復+1泊で41,380円。 もし、これを新幹線ホテルパックで予約すると、往復・1泊で32,300円。 しかも、利用するのは自由席ではなく、「のぞみ」の指定席です。 往復+宿泊する場合、自由席に乗るより新幹線ホテルパックの方がお得です!

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日帰りも「ツアー」が安い!

例えば、「のぞみ」自由席が混雑する東京-名古屋。 自由席の通常料金は、片道10,560円、往復21,120円。 エクスプレス予約で安くなっても、片道10,310円、往復20,240円です。 しかし、名古屋発で「日帰りツアー」を利用すると、1人往復16,800円~。 往復で利用するのは「のぞみ」指定席で、自由席よりずっと安いです!

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  正規料金は自由席の方が安いですが、指定席を使った方が安いことは多いです!  

子どもと一緒に乗るなら自由席はお得?

最も「自由席の料金はお得だ!」と思えるのは、小学生未満の子供と一緒に乗る時です。 小学生は指定席でも自由席でも「子供料金」がかかります。 しかし、小学生未満の乳児・幼児の場合、自由席は無料参考新幹線の子供料金について 幼児でも指定席の切符を購入すると子供料金がかかるので、幼児の場合、指定席と自由席の料金差は大きいです。 実際の料金で比較してみましょう。

【例】新横浜~岡山(大人2人・小学生未満の幼児2人の合計)

■「のぞみ」指定席を利用する場合 大人料金は片道17,440円、幼児は指定席に座ると子供料金がかかるので片道8,720円。 4人の合計は片道52,320円。 ■自由席を利用する場合 大人料金は片道16,270円、幼児は2人とも無料。 4人分の合計は32,540円。 指定席と自由席の4人分の差額は19,000円以上。 幼児2人を連れて一緒に新幹線に乗る時、指定席と自由席ではこれだけの差が出ます。 「絶対に自由席を利用したい!」と思えるのは、このようなケースですね。

子連れでも自由席より指定席が安い!

しかし、新幹線で往復する旅行では、自由席より指定席に乗った方が安いことも。 ここまで安くなるのは新幹線ホテルパック。 新幹線パックで利用するのはもちろん指定席。 自由席の座席確保の心配もなければ、ホームで早くから並ぶ必要もありません。 では、実際の料金でご紹介しましょう。

【例】新横浜-岡山(大人2人・幼児1人)

新横浜から岡山へ、大人2人と幼児1人で1泊2日で行きます。 この時、往復割引で自由席に乗れば、新幹線料金は大人分のみで往復60,920円です。 そして、3人で1泊4,700円のホテルに宿泊すると、宿泊費は14,100円かかります。 3人分の往復+1泊費用は75,020円です。 ところが、これを新幹線ホテルパックで予約すると、往復+1泊なら3人で69,700円。 幼児がいても自由席に乗るより、指定席に乗った方がお得です! 当然、大人だけで新幹線に乗るときでも、新幹線パックを使うと格安です。 この区間なら、大人2人・小学生1人・幼児1人でも新幹線パックの方が安いです。 これなら、指定席に乗れるので、並んで無理に自由席に乗る必要もありません。  
指定席に乗れて家族旅行も格安!
  新幹線ホテルパック   往復新幹線と宿泊の合計料金が格安! 特に東海道・山陽新幹線は安く、利用するのは指定席。 幼児がいても自由席に乗るより安いです。 「駅受取」を選択すれば、前日の16時まで予約可能です!
 

新幹線の自由席料金について詳しく!

新幹線の自由席に格安に乗る方法を中心にご紹介してきました。 「自由席の料金」について、整理して詳しくご紹介しましょう!

自由席の料金は全列車同じ

普通車指定席の料金は「のぞみ」と「ひかり・こだま」で違います。 同じように「みずほ」と「さくら」でも料金は違います。 しかし、同じ区間なら自由席の料金は全列車同じです。 例えば、東京-新大阪間は「のぞみ」指定席14,720円、「こだま」なら14,400円。 指定席の料金は違いますが、自由席はどちらも13,870円です。 東京-新大阪は「のぞみ」なら約2時間30分、「こだま」なら約4時間。 これだけの時間差があっても、自由席の料金は同じです。

繁忙期・最繁忙期・閑散期も料金は同じ

普通車指定席の料金は閑散期・繁忙期・最繁忙期で変わります。 繁忙期には200円アップし、東京-新大阪なら「のぞみ」14,920円、「ひかり・こだま」14,600円。 閑散期は「のぞみ」14,520円、「ひかり・こだま」14,200円です。 そして、最繁忙期は400円アップします。 これに対して、自由席の料金は一年中13,870円です。

子供料金は半額、乳幼児は無料

新幹線の子供料金は、基本的に大人の料金の半額です。 自由席の料金も同じで、子供料金は大人の半額。 東京-名古屋なら、大人10,560円、子ども5,280円。 この料金が適用されるのは小学生の子どもで、小学校入学前の幼児や乳児は、原則、自由席の料金は無料です。

スマートEXの自由席チケットに注意!

東海道・山陽新幹線のチケットはスマートEXで予約・購入することができます。 普通車指定席をスマートEXで予約すると片道200円割引になります。 しかし、自由席の料金は割引がなく、通常きっぷと同額です。 しかも、東京-名古屋・大阪などは、通常きっぷなら乗車券は東京都区内~名古屋市内・大阪市内で有効で、新幹線の区間以外に在来線への乗継ぎも可能です。 ところが、スマートEXが使えるのは新幹線の区間のみなので、在来線への乗継ぎには別途料金がかかります。  
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この記事を書いた人

新幹線の料金を安くする方法を研究している新幹線格安.jp編集部です。当サイトは2014年に開設。全国の区間でどのような方法が安いのかを紹介しています。

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