新幹線自由席の格安な利用法※自由席料金はどんな時にお得?

新幹線の座席には、普通車指定席・自由席とグリーン車・グランクラスなどがあります。
当然、通常きっぷの料金が最も安いのは、座席を指定しない普通車自由席。

では、この自由席は普通車指定席よりどれくらい安いのか?
また、どんな時に自由席を利用するとお得なのか?

ここでは、料金を中心に新幹線の自由席についてご紹介します。

全国新幹線の自由席について

全国の新幹線には、一部の列車を除き、多くの列車で自由席が作られています。
まずは、どの列車に何両の自由席があるのか、簡単に確認しておきましょう。

東海道・山陽新幹線

16両編成で運行する東海道・山陽新幹線は、のぞみ3両、ひかり5両、こだま10両。
山陽新幹線「ひかり」は8両のうち5両or3両、8両編成の「こだま」は5両が自由席。

山陽・九州新幹線

「みずほ・さくら・つばめ」は、8両または6両のうち3両が自由席。

東北・北海道・上越・北陸・山形・秋田新幹線

自由席がなく全席指定なのは、「はやぶさ」「はやて」「こまち」「かがやき」
それ以外の自由席がある列車では、北陸新幹線「はくたか・つるぎ・あさま」4両。
10両編成の「はやて・やまびこ・なすの・とき・たにがわ」は5両。
6両編成の「やまびこ・なすの」も5両が自由席。
上越新幹線「Maxとき・Maxたにがわ」は8両編成なら4両、16両編成では8両。

このように設定されている新幹線の自由席。
料金的には、もちろん指定席より安く乗ることができます。
では、自由席の料金はどのように設定されていて、どんな場合に格安に乗ることができるのかご紹介していきます。

新幹線の自由席料金はいくら格安?

新幹線の自由席料金は、もちろん指定席料金より安いです。

基本的には「通常期の指定席料金の520円引き」が自由席の料金で、「のぞみ」でも「ひかり・こだま」でも自由席は同額で、時期による料金変動もありません。

指定席の料金は繁忙期・閑散期に料金が変わるので、自由席との差額は変動します。
(「のぞみ」指定席料金は高いので、自由席と比較すると少し差が大きくなります。)

少しわかりにくいので、例を挙げてご紹介しましょう。

【例】新横浜~岡山

通常期「のぞみ」指定席料金は17,010円、「ひかり」指定席料金は16,490円。
自由席の料金はどの列車でも15,970円で、「ひかり」指定席との差額は520円。
新横浜~岡山なら通常期の「のぞみ」指定席との差額は1,040円。

そして、繁忙期・閑散期には普通車指定席の料金が変わります。
閑散期は「のぞみ」16,810円、「ひかり」16,290円。
繁忙期は「のぞみ」17,210円、「ひかり」16,690円。
自由席と閑散期「ひかり」との差額は320円、繁忙期「のぞみ」との差額は1,240円。

「のぞみ」と同じく特急券料金が高い「みずほ」などでもこのように差額は変わります。

 

しかし、この程度の差額なら、往復割引や金券ショップで新幹線格安チケットを買って指定席に乗ってもこれくらいは安くなりそうです。

これでは、「自由席の料金は格安だ!」とは言えません。
では、どんな場合に自由席を利用するとお得感があるのでしょうか?

新幹線の自由席料金が格安なのはこんな時!

ご紹介した通り、新幹線の指定席と自由席にはそれほど大きな差額はありません。
しかし、お得に感じられる自由席の利用方法がありますのでご紹介しましょう。

割引きっぷで自由席に乗る時

お得なきっぷなど自由席専用の割引きっぷが購入できる区間では、これを利用して自由席に乗るとお得感があります。2つ例を挙げましょう。

【例】名古屋~新大阪

名古屋~新大阪間では、「新幹線自由席用早特往復きっぷ」という割引きっぷで自由席に乗ることができます。この区間での自由席通常料金は片道5,830円、往復11,660円ですが、このきっぷなら往復9,150円と格安です。

「のぞみ」の指定席通常期料金は、片道6,560円、往復13,120円。
自由席通常料金なら差額は往復1,460円ですが、「新幹線自由席用早特往復きっぷ」なら3,970円とお得です。

なお、名古屋~新大阪では「ぷらっとこだま」通常期4,400円で指定席に乗れますが、繁忙期は5,200円なので、繁忙期にも使える「新幹線自由席用早特往復きっぷ」はお得です。

【例】九州新幹線

九州新幹線の自由席に乗れる割引きっぷも販売されています。
例えば、博多~熊本間の通常期指定席料金は、片道5,130円、往復10,260円。
自由席通常料金は片道4,610円、往復9,220円です。

しかし「九州新幹線2枚きっぷ」なら往復で7,460円。
指定席との差額は、自由席通常きっぷなら往復1,040円ですが、「九州新幹線2枚きっぷ」なら差額は2,800円とお得です。

小学生未満の子どもと一緒に乗る時

最も「自由席の料金は格安だ!」と思えるのは、小学生未満の子供と一緒に乗る時です。

小学生は指定席でも自由席でも「子供料金」がかかります。
しかし、小学生未満の乳児・幼児の場合、自由席は無料

新幹線の子供料金【自由・指定席】※注意点と格安にする方法

幼児でも指定席の切符を購入すると子供料金がかかってしまいますので、指定席と自由席の料金差は大きくなります。
この場合も、実際の料金で表示してみましょう。

【例】新横浜~岡山(大人2人・小学生未満の幼児2人の合計)

■「のぞみ」指定席を利用する場合
大人料金は片道17,010円、幼児は指定席に座ると子供料金がかかるので片道8,500円。
4人の合計は片道51,020円

■自由席を利用する場合
大人料金は片道15,970円、幼児は2人とも無料。
4人分の合計は31,940円

指定席と自由席の4人分の差額は19,000円以上。
幼児2人を連れて一緒に新幹線に乗る時、指定席と自由席ではこれだけの差が出ます。
自由席を利用することで、ここまで格安感があるのはこんなケースです。

子供連れで新幹線に乗る際は知っておきたいですね。

自由席より指定席が格安?

新幹線で往復する旅行では、自由席より指定席に乗った方が安くなることがあります。
利用するのは新幹線ホテルパック

新幹線パックで利用するのはもちろん指定席なので、自由席の座席確保の心配もなければ、ホームで早くから並ぶ必要もありません。

では、実際の料金でご紹介しましょう。

【例】新横浜-岡山

新横浜から岡山へ、大人2人と幼児1人で1泊2日で行きます。
この時、自由席に乗ればかかる新幹線料金は大人分のみで往復63,880円です。
そして、3人で1泊4,900円のホテルに宿泊すると、宿泊費は14,700円かかります。
3人分の往復+1泊費用は78,580円です。

ところが、これを新幹線ホテルパックで予約すると、往復+1泊の料金は大人1人26,600円、子ども15,800円なので、3人で69,000円

幼児がいても自由席に乗るより、指定席に乗った方がお得です!

当然、大人だけで新幹線に乗るときでも、新幹線パックを使うと格安です。
無理に自由席に乗るよりもパックで指定席に乗った方が安いです。