新幹線自由席の格安な利用法※自由席料金はどうすればお得?

新幹線の座席には、普通車指定席・自由席とグリーン車・グランクラスなどがあります。
当然、通常きっぷの料金が最も安いのは、座席を指定しない普通車自由席。

では、この自由席は普通車指定席よりどれくらい安いのか?
そして、どうすれば自由席料金は安くなるのか?
また、どんな時に自由席を利用するとお得なのか?
ここでは、新幹線の自由席の「料金」についてご紹介します。

 

なお、新幹線で往復+宿泊する方は、自由席よりもこれで指定席に乗った方が安いです!

指定席に乗れて自由席より安い!

新幹線ホテルパック

往復新幹線と宿泊の合計料金が格安!
特に東海道・山陽新幹線は安く、利用するのは指定席ですが、自由席に乗るよりずっと安いです。
出発3日前まで予約可能で、チケットは自宅などに届きます。

幼児がいる家族旅行でも、自由席に乗るより安いことも多いです!

新幹線の自由席料金はいくら安い?

新幹線の自由席料金は、もちろん指定席料金より安いです。

自由席は(ひかり・こだま)の「通常期の指定席料金の520円引き」が基本。
自由席の料金は「のぞみ」でも「ひかり・こだま」でも同じ料金。
そして、時期による料金変動もありません。

指定席の料金は繁忙期・閑散期に料金が変わるので、自由席との差額は変動します。
(「のぞみ」指定席料金は高いので、差額が大きくなります。)

少しわかりにくいので、例を挙げてご紹介しましょう。

【例】新横浜~岡山

通常期「のぞみ」指定席料金は17,010円、「ひかり」指定席料金は16,490円。
自由席の料金はどの列車でも15,970円で、「ひかり」指定席との差額は520円。
新横浜~岡山なら通常期の「のぞみ」指定席との差額は1,040円。

そして、繁忙期・閑散期には普通車指定席の料金が変わります。
閑散期は「のぞみ」16,810円、「ひかり」16,290円。
繁忙期は「のぞみ」17,210円、「ひかり」16,690円。
自由席と閑散期「ひかり」との差額は320円、繁忙期「のぞみ」との差額は1,240円。

「のぞみ」と同じく特急券料金が高い「みずほ」などでもこのように差額は変わります。

これが、指定席と自由席の料金の差額です。
しかし、この程度の差額なら、金券ショップで新幹線格安チケットを買って指定席に乗れば、これくらいは安くなりそうです。

これでは、「自由席の料金は格安だ!」とは言えません。
では、どうすれば自由席の料金は安くなるのでしょうか?

「自由席料金」を格安にする方法

通常きっぷだけで比較すると、自由席はそれほど安いわけではありません。
しかし、自由席の料金はいくつかの方法で安くすることができます。

往復割引・学割を使う

まず、自由席の料金も、往復割引学割で安くなります。
学割が使えるのは片道101キロ以上の区間、往復割引は片道601キロ以上の区間。
そして、往復割引の適用区間では、学割の併用も可能です。
それぞれの条件を満たせば、これで自由席の料金は安くなります。

安くなるのは乗車券で、往復割引が1割引、学割が2割引。
例えば、東京-広島の自由席通常料金は18,040円です。
これが、往復割引で自由席に乗ると16,870円、学割なら15,700円。
そして、学生は両方を使うことができるので、往復割引+学割で14,770円。

このように、学割や往復割引を利用すると、自由席料金も安くなります。

回数券・新幹線格安チケットを使う

東海道・山陽新幹線には自由席用の回数券があります。
6枚1セットですが、これを利用すると、自由席には安く乗ることができます。
また、回数券は金券ショップでも1枚から販売されているので、これを購入して利用することもできます。

では、回数券を利用するとどれくらいお得なのか?

例えば、東京-静岡の自由席通常料金は5,830円、回数券は1枚あたり5,390円。
東京-浜松なら、自由席の通常料金は7,770円、回数券は1枚7,120円。
東京-静岡で440円、東京-浜松で650円お得です。

「割引きっぷ」で自由席に乗る

JRでは「お得なきっぷ」など自由席専用の割引きっぷを販売しています。
このようなきっぷが購入できる区間では、自由席に安く乗ることができます。

【例】名古屋~新大阪

名古屋-新大阪間では、「新幹線自由席用早特往復きっぷ」という割引きっぷで自由席に乗ることができます。この区間での自由席通常料金は片道5,830円、往復11,660円ですが、このきっぷなら往復9,150円と格安です。

「のぞみ」の指定席通常期料金は、片道6,560円、往復13,120円。
自由席通常料金なら差額は往復1,460円ですが、「新幹線自由席用早特往復きっぷ」なら3,970円お得です。

なお、名古屋~新大阪では「ぷらっとこだま」通常期4,400円で指定席に乗れますが、繁忙期は5,200円なので、繁忙期にも使える「新幹線自由席用早特往復きっぷ」はお得です。

【例】九州新幹線

九州新幹線の自由席に乗れる割引きっぷも販売されています。
例えば、博多~熊本自由席通常料金は片道4,610円、往復9,220円です。

しかし「九州新幹線2枚きっぷ」なら往復で7,460円。
利用できる座席は普通車自由席で、通常きっぷとの差額は2,800円とお得。

エクスプレス予約は指定席と同じ料金

東海道・山陽新幹線の予約ができるエクスプレス予約
エクスプレス予約で自由席のチケットを購入しても、自由席料金は安くなります。

例えば、東京-名古屋は通常きっぷ10,360円がエクスプレス予約で10,110円。
東京-新大阪なら自由席通常きっぷ13,620円が13,370円になります。
しかし、この料金は普通車指定席の料金と同じなので、自由席に乗ると無料の乳幼児と一緒に乗る時以外にはあまりメリットはありません。

 

このように、いくつかの方法で新幹線の自由席には安く乗ることができます。
しかし、自由席が割引になっても、その料金が安いとは限りません

例えば、東京-広島では、往復割引・学割を併用すると自由席は最も安くなります。
この時の片道料金は14,770円、往復29,540円。

この区間は往復約8時間かかるので、1泊5,000円で泊まると、往復・1泊で34,540円。

もし、これを新幹線ホテルパックで予約すると、往復・1泊で32,100円。

そして、このパックは2人で利用すると、1人28,100円と安くなります。
しかも、利用するのは自由席ではなく、「のぞみ」の指定席です。

往復+宿泊する場合、自由席に乗るより新幹線ホテルパックの方がお得です!

正規料金は自由席の方が安いですが、指定席を使った方がお得な場合もあります。

子どもと一緒に乗るなら自由席はお得?

最も「自由席の料金は格安だ!」と思えるのは、小学生未満の子供と一緒に乗る時です。

小学生は指定席でも自由席でも「子供料金」がかかります。
しかし、小学生未満の乳児・幼児の場合、自由席は無料
参考新幹線の子供料金について

幼児でも指定席の切符を購入すると子供料金がかかるので、幼児の場合、指定席と自由席の料金差は大きいです。
実際の料金で比較してみましょう。

【例】新横浜~岡山(大人2人・小学生未満の幼児2人の合計)

■「のぞみ」指定席を利用する場合
大人料金は片道17,010円、幼児は指定席に座ると子供料金がかかるので片道8,500円。
4人の合計は片道51,020円

■自由席を利用する場合
大人料金は片道15,970円、幼児は2人とも無料。
4人分の合計は31,940円

指定席と自由席の4人分の差額は19,000円以上。
幼児2人を連れて一緒に新幹線に乗る時、指定席と自由席ではこれだけの差が出ます。
「絶対に自由席を利用したい!」というのはこのようなケースです。

子供連れで新幹線に乗る際は知っておきたいですね。

自由席より指定席が格安?

しかし、新幹線で往復する旅行では、自由席より指定席に乗った方が安いことも。
ここまで安くなるのは新幹線ホテルパック

新幹線パックで利用するのはもちろん指定席なので、自由席の座席確保の心配もなければ、ホームで早くから並ぶ必要もありません。

では、実際の料金でご紹介しましょう。

【例】新横浜-岡山(大人2人・幼児1人)

新横浜から岡山へ、大人2人と幼児1人で1泊2日で行きます。
この時、自由席に乗れば、新幹線料金は大人分のみで往復63,880円です。
そして、3人で1泊4,900円のホテルに宿泊すると、宿泊費は14,700円かかります。
3人分の往復+1泊費用は78,580円です。

ところが、これを新幹線ホテルパックで予約すると、往復+1泊の料金は大人1人26,600円、子ども15,800円なので、3人で69,000円

幼児がいても自由席に乗るより、指定席に乗った方がお得です!

当然、大人だけで新幹線に乗るときでも、新幹線パックを使うと格安です。
この区間なら、大人2人・小学生1人・幼児1人でも新幹線パックの方が安いです。
これなら、指定席に乗れるので、並んで無理に自由席に乗る必要もありません。

指定席に乗れて家族旅行も格安!

新幹線ホテルパック

往復新幹線と宿泊の合計料金が格安!
特に東海道・山陽新幹線は安く、利用するのは指定席。
幼児がいても自由席に乗るより安いです。
出発3日前まで予約可能で、チケットは自宅などに届きます。

新幹線の自由席料金について詳しく!

新幹線の自由席に格安に乗る方法を中心にご紹介してきましたが、あらためて「自由席の料金」について整理して詳しくご紹介しましょう!

自由席の料金は全列車同じ

普通車指定席の料金は「のぞみ」と「ひかり・こだま」で違います。
同じように「みずほ」と「さくら」でも料金は違います。
しかし、同じ区間なら自由席の料金は全列車同じです。

例えば、東京-新大阪間は「のぞみ」指定席14,450円、「こだま」なら14,140円。
指定席の料金は違いますが、自由席はどちらも13,620円です。
東京-新大阪は「のぞみ」なら約2時間30分、「こだま」なら約4時間。
これだけの時間差があっても、自由席の料金は同じです。

繁忙期・閑散期も料金は同じ

普通車指定席の料金は閑散期・繁忙期には変動があります。
繁忙期には200円アップし、東京-新大阪なら「のぞみ」14,650円、「ひかり・こだま」14,340円。閑散期は「のぞみ」14,250円、「ひかり・こだま」13,940円です。
これに対して、自由席の料金は一年中13,620円です。

子供料金は半額、乳幼児は無料

新幹線の子供料金は、基本的に大人の料金の半額です。
自由席の料金も同じで、子供料金は大人の半額。
東京-名古屋なら、大人10,360円、子ども5,180円。

この料金が適用されるのは小学生の子どもで、小学校入学前の幼児や乳児は、原則、自由席の料金は無料です。

スマートEXの自由席チケットに注意!

東海道・山陽新幹線のチケットはスマートEXで予約・購入することができます。
普通車指定席をスマートEXで予約すると片道200円割引になります。
しかし、自由席の料金は割引がなく、通常きっぷと同額です。

しかも、東京-名古屋・大阪などは、通常きっぷなら乗車券は東京都区内~名古屋市内・大阪市内で有効で、新幹線の区間以外に在来線への乗継ぎも可能です。
ところが、スマートEXが使えるのは新幹線の区間のみなので、在来線への乗継ぎには別途料金がかかります。