「e特急券」の購入方法・使い方とメリット・デメリット

通常、エクスプレス予約のチケットは乗車券・特急券が一体で安くなります。
ところが、1つだけ乗車券がセットになっていない割引料金の特急券があります。
それが「e特急券」。

ここでは、この「e特急券」について詳しく解説!
利用できる区間・座席や購入方法・使い方・変更・払戻しの他、利用するメリット・デメリットもわかります。

「e特急券」とは?

「e特急券」とは、エクスプレス予約の会員のみ購入できる割引料金の特急券。
特急券のみを購入するので、別途、乗車券を購入する必要がありますが、使い方によってはいろいろなメリットがあります。

利用できる区間・列車・座席は?

「e特急券」が利用できるのは、東海道・山陽新幹線(東京~博多)の全区間。
エクスプレス予約が利用できる区間のみ利用することができます。

この東海道・山陽新幹線区間内であれば、列車は全列車利用可。
「のぞみ」「みずほ」「ひかり」「さくら」「こだま」は終日利用できます。
ただし、九州新幹線区間では利用することはできません。

座席は普通車指定席・グリーン車の他、自由席にも乗ることができます。

料金は?

「e特急券」の料金は特急券のみなので、乗車券をプラスする必要があります。
「e特急券」のみの料金、乗車券を合わせた料金、EX予約サービス(通常予約)の普通車指定席料金を一覧にしてみましょう。

区間 e特急券 e特急券+乗車券 EX予約サービス
東京-名古屋 4,050円 10,310円 10,110円
東京-新大阪 4,820円 13,570円 13,370円
東京-広島 6,000円 17,660円 17,660円
東京-博多 7,500円 21,320円 21,320円
名古屋-博多 5,530円 16,650円 16,650円
新大阪-博多 3,630円 13,240円 13,240円

「e特急券」利用時とEX予約サービスで利用金が違うのは、往復割引にならない東京-名古屋・新大阪など。その他の往復割引が適用される区間では、料金は同額です。

料金は一部の隣接駅区間を除いて、基本的に普通車指定席と自由席で同額です。
そして、子供料金の設定もあり、6名分まで購入できるので家族での利用も可能です。

この他の区間の料金は公式サイトで確認することができます。
公式サイトエクスプレス予約e特急券

「e特急券」の買い方と使い方

「e特急券」はどのように予約・購入し、どのように利用すればいいのか?

予約・購入方法

e特急券はエクスプレス予約の会員サイトまたはアプリから購入します。
区間・日時等を選択し、「e特急券を利用する」にチェックを入れると、e特急券を購入することができます。
予約・購入は出発時刻の4分前まで可能で、事前に購入する必要はありません。

なお、自由席を利用する時も列車を指定します。
しかし、購入した自由席用のe特急券は当日ならどの列車でも利用することができます。

受取り方法と使い方

「e特急券」は紙のきっぷを受取る必要があります。
これは人数にかかわらず、1人の時でも家族同伴の時でも同じです。
そして、きっぷは受取専用機や指定席券売機、駅の窓口などで受取ることができます。

しかし、e特急券は単体で利用することができず、別途乗車券の購入が必要です。
受取る時には「指定席券売機」を利用すると、同じクレジットカードで「e特急券」を受取り、そのまま乗車券を購入することができるのでおすすめ。改めて駅の窓口に並ぶ必要はありません。

詳しくはこちらのページがわかりやすいです。
エクスプレス予約「e特急券を利用する場合の乗車券購入方法」

ただし、学割を利用する学生の場合、券売機では学割の乗車券は買えません。
その際は、駅の窓口で乗車券を購入し、e特急券を発券してもらいます。

そして、乗車券とe特急券を同時に改札へ通します。

変更・払戻し

e特急券は列車の出発時刻までは、ネットで何度でも変更できます
変更には手数料は必要ありませんが、人数が減る場合には手数料がかかります。

そして、キャンセルする場合、払戻手数料がかかります。
普通車指定席・グリーン車の場合、受取り前は1人片道330円。受取り後でも乗車の2日前までなら330円。そして、受取り後で当日・前日には発売額の30%の手数料がかかります。
なお、自由席e特急券の払戻手数料は220円です。

e特急券を利用するメリット・デメリット

東京-名古屋・東京-新大阪などは、e特急券を使うよりもEX予約サービスの方が安いです。東京-広島など往復割引が使える区間でも料金は同じです。
しかも、e特急券はIC乗車ができずきっぷの発券が必要です。

それでも、e特急券を利用するメリットがあるケースがあります。
そこで、e特急券のメリット・デメリットをご紹介しましょう。

メリットは?

e特急券を使用してメリットがあるのは?

学割・往復割引との同時利用がお得!

学生は101キロ以上区間で学割を利用すると、乗車券が2割引になります。
学割で乗車券を購入し、e特急券を利用すると新幹線料金は安くなります。

【例】東京-新大阪

エクスプレス予約の通常予約「EX予約サービス」なら片道13,370円。

学割で「のぞみ」指定席に乗ると12,700円です。

しかし、学割+e特急券なら片道料金は11,820円と安くなります。

そして、往復割引が使える区間なら、乗車券はさらに1割引になります。

【例】東京-広島

東京-広島は通常予約「EX予約サービス」で17,660円。

「EX予約サービス(往復割引)」なら16,290円です。

学割で「のぞみ」指定席に乗ると16,740円。

学割+往復割引なら15,810円。

しかし、e特急券+往復割引+学割を同時に利用すると14,390円とお得です。

このように、学生は学割と同時にe特急券を利用するとお得です!

なお、学生以外の場合、往復とも途中の駅で降りることなく往復する場合、e特急券+往復割引よりも「EX予約サービス(往復割引)」の方が安いです。

途中で降りる時も安い!

e特急券は乗車後に途中下車した場合、その先の分は無効になってしまいます。
しかし、最初から2区間に分けて購入すると、お得な使い方ができます。

例えば、行きは東京から京都へ行き、京都から再度乗車して広島へ。
帰りは広島から東京へ直帰するケースで料金を比較してみましょう。

全て「EX予約サービス」で予約すると、東京-京都12,830円、京都-広島10,140円、広島-東京17,660円の合計40,630円かかります。

しかし、e特急券と往復割引を利用すると、料金を安くすることができます。
東京-広島の往復割引乗車券は片道10,490円、往復で20,980円。
e特急券は東京-京都4,820円、京都-広島3,710円、広島-東京6,000円。
往復割引とe特急券の合計は35,510円なので5,120円お得です。

在来線を乗り継ぐ場合

エクスプレス予約のチケットは新幹線の区間しか利用できません。
前後に在来線を利用する時には、別途在来線の料金がかかります。

しかし、特急券はe特急券を利用し、乗車券を別途購入すると、その乗車券で在来線に乗れる場合があります。そのような時には「e特急券」を利用するとお得です。

【例】池袋-大阪

池袋駅から大阪駅へ行くには、東京駅まで在来線で行き、東京から新大阪までは新幹線。そして、新大阪から大阪駅まで在来線を利用します。

池袋-東京は194円、東京-新大阪は13,370円、新大阪-大阪は160円の合計13,724円。

これに対して、e特急券を利用した場合は、乗車券(東京都区内~大阪市内)8,750円、e特急券4,820円の合計13,570円なので154円お得です。

このように、手続きは面倒でもe特急券を利用した方がお得なケースもあります。

デメリットは?

次に「e特急券」のデメリットも確認しておきましょう。

IC乗車不可

e特急券は必ず券売機等で発券する必要があります。
当然、2人以上でエクスプレス予約を利用する際には発券が必要ですが、e特急券の場合は1人で乗る時にも発券が必要です。

ICカードでの乗車はできず、e特急券と乗車券を券売機等で購入しなければなりません。

乗継割引が使えない

e特急券を利用すると、新幹線+特急に乗る場合、乗継割引が適用されません。
乗継割引が適用されると、通常は、在来線特急の特急券料金は半額になります。

しかし、e特急券を利用した時には、この乗継割引は適用されませんので、新幹線・特急の合計料金が高くなってしまうこともあります。

スマートEXでは購入できない

e特急券はエクスプレス予約会員限定のきっぷです。
同じように東海道・山陽新幹線の予約ができるスマートEXでは購入することはできません。

料金は安くない!

ご紹介した通り、e特急券を使ってお得なケースはいくつかあります。
しかし、基本的には、e特急券を使うよりも「早特」を利用した方が安いです。

例えば、東京-広島で学割・往復割引・e特急券を使うと14,390円と安いです。
しかし、この区間で最も安い「EX早特21」は14,000円。
EX早特」よりは安いですが、最安値にはなりません。

なお、新幹線で往復+宿泊する場合、早特より新幹線ホテルパックを利用した方がもっと安いです。