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スマートEXはお得か?自由席や往復割引の料金も解説!

東海道・山陽・九州新幹線に安く乗る方法の1つが「スマートEX」。
年会費無料で、簡単に新幹線を予約することができます。

ここでは、このスマートEXの基本と、お得な活用法や注意点を紹介!
さらに、スマートEXの割引料金や、他のチケットとの料金も比較!
スマートEXより格安に新幹線に乗れる方法もわかります。

 

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スマートEXの指定席・自由席・往復割引の料金は?

まず気になるのが、スマートEXを利用すると料金はいくら割引になるのか?
「スマートEXでいくら安くなるのか?」を簡単にご紹介しましょう。

スマートEXサービスで指定席は200円引き

スマートEXを利用する時には「スマートEXサービス」で新幹線を予約するのが一般的です。
このスマートEXサービスなら、当日の列車の発車時刻4分前まで予約が可能。

「スマートEXサービス」の料金は、普通車指定席・グリーン車は通常料金の200円引き
子供料金は100円引きで、自由席には割引はありません

そして、普通車指定席の通常きっぷは、閑散期・最繁忙期・繁忙期で料金が変わります。
スマートEXサービスの料金も、通常きっぷの料金と同じように変わります。

なお、エクスプレス予約もスマートEX同様に、当日に予約することができます。
エクスプレス予約(EX予約サービス)の料金は、スマートEXサービスの料金よりも安いです。

区間 通常きっぷ スマートEXサービス エクスプレス予約
東京-名古屋  11,300円  11,100円 10,880円
東京-新大阪  14,720円  14,520円 14,230円

公式スマートEXサービス

スマートEXサービス(往復割引)は往復割引の200円引き

片道601キロ以上の区間で往復分の乗車券を同時に購入すると、往復割引で乗車券は1割引になります。

この往復割引適用区間で使えるのが「スマートEXサービス(往復割引)」。
往復割引乗車券を利用した時の料金よりさらに片道200円安くなります。

なお、東京-新大阪など、往復割引の適用区間以外では利用することはできません。

区間 通常きっぷ 往復割引乗車券 スマートEX往復割引
東京-広島  19,760円  18,570円 18,370円
東京-博多  23,810円  22,400円 22,200円

公式スマートEXサービス(往復割引)

この2つは、当日でも予約・購入が可能ですが、割引になるのは片道200円のみ。
そして、スマートEXの料金は以下のサイトで調べることができます。


参考
スマートEX運賃ナビスマートEX

自由席料金には割引なし

スマートEXでは、自由席チケットも購入することができます。
しかし、自由席は全区間割引はなく、通常きっぷと同じ料金です。
これは、往復割引が利用できる長距離の区間も同じ。
「指定席は200円安くなるが、自由席は安くならない」のがスマートEXです。

 

しかし、スマートEXには、これより安くなる「早割」があります。
この早割を使ってこそ、スマートEXをお得に活用することができるのです。

スマートEXのお得な活用法「早特」とは?

スマートEXには、スマートEXサービスの他に8つの「早特きっぷ」があります。
これを活用してこそ、スマートEXで新幹線に安く乗ることができます。

エクスプレス予約は通常予約も安いですが、年会費がかかります。
スマートEXは通常予約は安くありませんが、年会費は無料です。
そして、「早特きっぷ」の料金はどちらも同じです。

もし、新幹線に乗る区間に「早特きっぷ」の設定があるなら、年会費がかからない分、スマートEXの方がお得です。

では、その6つの早特きっぷを簡単にご紹介しましょう!

EX早特3

3日前までに予約すると、長距離区間の「のぞみ」に安く乗ることができます。
平日・土休日の設定があり、土休日は平日よりさらにお得!
「のぞみ」グリーン車が安くなり、子供料金の設定もあります。

公式EX早特3

EX早特7

乗車日の7日前までに予約すると安い、長距離区間の早特きっぷが「EX早特7」。
利用できるのは「のぞみ」普通車指定席で子供料金の設定もあります。

平日より土日祝日の料金はさらに安くお得です!
ただし、年末年始・GW・お盆などには利用することができません。

公式EX早特7

EX早特21ワイド

21日前までに予約すると、「のぞみ」普通車指定席に格安に乗ることができます。
「のぞみ」指定席に限って料金は安くなりますが、子供料金の設定はありません。

料金は、東京-名古屋なら、スマートEXサービス11,100円、EX早特21ワイドは9,800円
東京-新大阪なら、スマートEXサービスで14,520円、EX早特21ワイドなら12,370円

公式EX早特21ワイド

EX早特28ワイド

終日「のぞみ」普通車指定席に安く乗ることができるチケット。
東京-大阪・名古屋など一部の区間のみ利用可能。
そして、年末年始・GW・お盆前後は利用することができません。
なお、購入期間は90日前~28日前まで。

公式EX早特28ワイド

EXグリーン早特3ワイド

3日前までの予約で「のぞみ・ひかり」のグリーン車が安くなります。
利用できるのは、終日「のぞみ・ひかり」のグリーン車。
区間は東京・新横浜発着の一部の区間に限られます。

東京-名古屋なら、スマートEXサービス14,760円、EXグリーン早特は13,050円
東京-新大阪なら、スマートEXサービスで19,390円、EXグリーン早特なら15,940円

公式EXグリーン早特3ワイド

EXこだまグリーン早特3

3日前までの予約で「こだま」グリーン車料金が安くなります。
利用できるのは東海道新幹線区間のみ。

東京-名古屋は9,170円、東京-新大阪は11,410円と格安です。

公式EXこだまグリーン早特3

EXのぞみファミリー早特3

土休日に2人以上で利用できる早特きっぷで、3日前までの予約が必要。
東京・新横浜発着の一部区間に限定されますが、子供料金の設定もあり、普通車指定席とグリーン車で利用することができます。

料金は、東京-名古屋は9,950円、東京-新大阪は12,570円と格安です。

公式EXのぞみファミリー早特3

EXこだまファミリー早特3

3日前までに2人以上で予約すると安くなる「こだま」限定の早特きっぷ。
利用できるのは東海道新幹線の「のぞみ」停車駅区間。

早特の中でも最も料金は安いです。
東京-名古屋は8,050円、東京-新大阪は10,080円と格安です。

公式EXこだまファミリー早特3

 

この8つの早特きっぷを利用すると、年会費が無料な分、エクスプレス予約よりお得です。
もし、早特の設定がある区間で新幹線を利用するなら、必ず早めに予約しましょう!

ただし、早特が使える区間はきっぷによって違い、設定がない区間が多いのも現実です。

スマートEXの基本と使い方・予約方法

まずは、スマートEXについての基本を簡単にご紹介しましょう!
スマートEXの概要と、登録から利用までがわかります。

スマートEXとは?

スマートEXとは、新幹線をネットで予約できるサービスの一つ。
ネットで新幹線の列車と座席を選んで予約することができます。

事前に準備しておくのは、決済用のクレジットカードと、改札を通るための交通系ICカードのみで、この2つを登録すれば、すぐに新幹線を予約することができます。

公式サイトスマートEX

予約できる新幹線は?

スマートEXで予約できるのは東海道・山陽新幹線のみ
これ以外の新幹線の予約はできませんので、九州新幹線や東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線を予約するには、他のネット予約サービスにも登録する必要があります。

また、スマートEXでは乗継ぎする在来線なども予約はできません。

年会費とクレジットカード

スマートEXは年会費無料で利用することができます。

同じく東海道・山陽新幹線の予約ができるエクスプレス予約は年会費1,100円。
しかし、スマートEXは完全に年会費無料で東海道・山陽新幹線を予約することができます。

スマートEXの登録から予約・乗車まで

登録方法

スマートEXを利用するには、まず会員登録が必要です。
会員登録はメールアドレスのみ入力すれば完了。

その後、持っている交通系ICカードとクレジットカードを登録し、会員IDが記載されたメールが届けば登録完了です。

ここまでの準備ができれば、あとはスマートEXのサイトやアプリから列車を予約することができます。

予約から乗車まで

予約は希望日時と区間(乗車駅・降車駅)や人数を選択。
あとは、列車の候補から空席を見つけて予約するだけです。

新幹線の乗車方法は、交通系ICカードで乗る方法と、きっぷを発券して乗る方法の2つ。

会員本人のみの場合、登録済みの交通系ICカードをそのまま改札にタッチするだけ。
改札から出てくる「EXご利用票」を取って新幹線に乗ります。
在来線との乗継ぎも、同じ交通系ICカードを利用することができます。

会員以外の同伴者がいる場合には、指定席券売機や専用発券機できっぷを発券します。
そして、そのきっぷを改札に通して新幹線に乗車します。

 

スマートEX利用時はここに注意!

スマートEXは年会費無料で新幹線の予約ができる便利なサービスです。
しかし、いくつか注意しておきたい点があります。

スマートEXで新幹線を予約する前に、必ずこの注意点を確認しておきましょう!

予約できるのは新幹線区間のみ

スマートEXで予約できるのは東海道・山陽・九州新幹線の区間のみです。
それ以外の在来線特急などの区間も、予約することはできません。

そして、通常きっぷなら東京・大阪・名古屋などの往復には、東京都区内・名古屋市内など在来線区間も新幹線のきっぷでそのまま移動することができます。
しかし、スマートEXの場合は、新幹線以外の区間には別途料金がかかります

通常料金より高くなることも

通常のスマートEXサービスを利用すると、通常きっぷとの差額は200円です。
スマートEXでは新幹線の区間しか利用できませんので、在来線への乗継ぎには別に料金が発生します。

例えば、名古屋市内の大曽根駅から、東京の池袋まで行こうと思えば、通常きっぷなら片道11,300円で移動することができます。
しかし、スマートEXを利用する場合、大曽根-名古屋が200円、名古屋-東京が11,100円、東京-池袋が200円の合計11,500円かかるので、通常料金より200円高くなってしまいます。

このような乗継ぎが必要な場合、通常きっぷより高くなることがあります。
エクスプレス予約も新幹線区間しか利用できませんが、エクスプレス予約の場合はもっと料金が安いので、あまり損することはありませんが、スマートEXを利用する時には注意が必要です。

自由席で使ってはいけません

普通車指定席はスマートEXで片道200円安くなります。
しかし、自由席の料金は通常きっぷと同額です。

在来線への乗継ぎがない場合は関係ありませんが、自由席でも新幹線区間しか利用できませんので、大都市区間などで乗継ぎが必要な場合は間違いなく損します

そもそも、自由席は座席の予約ができません。
スマートEXは料金よりも座席確保のサービスなので、自由席で利用するにはあまり意味がありません。

東京-名古屋・大阪などの移動で自由席を利用するなら、在来線の乗車前に券売機で通常きっぷを購入した方がいいですね。

 

スマートEXはお得なのか?料金を比較!

スマートEXを利用しても、基本的には通常料金より200円しか安くなりません。

では、料金が安い「早特きっぷ」は他の方法と比較して安いのか?
いくつかの区間で料金を比較してみましょう!

【例】東京-名古屋

東京-名古屋の「のぞみ」普通車指定席通常料金は11,300円です。
スマートEXサービスを利用すると200円安くなり11,100円。

この区間の「のぞみ」で使える早特きっぷは、「EX早特28ワイド」の9,700円、「EX早特21ワイド」の9,800円と、2名以上で土休日なら「EXのぞみファミリー早特」の9,950円。

しかし、行き先で宿泊するなら新幹線ホテルパックも利用することができます。
例えば、東京から名古屋へ行き、1泊6,900円のホテルに泊まるパックの料金は23,100円。
このパック料金から宿泊費を引いた片道料金は実質8,100円
スマートEX「EX早特21ワイド」よりも安いです。

往復方法 片道料金 往復+1泊合計
スマートEXサービス 11,100円 29,100円
EXのぞみファミリー早特 9,950円 26,800円
EX早特21ワイド 9,800円 26,500円
EX早特28ワイド 9,700円 26,300円
新幹線パック 8,100円 23,100円

【例】東京-広島

東京-広島の「のぞみ」普通車指定席料金は19,760円です。
この料金は、スマートEXサービスで19,560円、スマートEXサービス(往復割引)なら18,370円。

この区間で使える「早特きっぷ」は「EX早特7」の平日16,190円・土休日15,790円。
そして、「EX早特21ワイド」の15,000円。

そして、宿泊する場合には、やはり新幹線パックとも比較する必要があります。

東京から広島へ行き、1泊6,300円のホテルに泊まるパック料金は1泊2日で32,900円。
このパック料金から宿泊費を引いた片道料金は実質13,300円
やはり、スマートEX「EX早特21」よりも安いです。

往復方法 片道料金 往復+1泊合計
スマートEXサービス 19,760円 45,820円
スマートEX往復割引 18,370円 43,040円
EX早特平日 16,190円 38,680円
EX早特21ワイド 15,000円 36,300円
新幹線パック 13,300円 32,900円

このように、スマートEXの「早特」は確かに安いです。
しかし、同じ区間の「往復+宿泊」なら、新幹線ホテルパックの方がさらに安いです。

 

往復+宿泊ならスマートEXより格安!

 

新幹線ホテルパック

往復新幹線とホテルの同時ネット予約が可能。
特に東海道・山陽新幹線を利用する料金は抜群に格安!
宿泊するならスマートEXよりずっとお得です!
新幹線チケットを「駅受取」すれば、前日の16時まで予約可能です!