山陽・九州新幹線と北陸新幹線に格安に乗れる、割引料金の特急券「eきっぷ」。
この「eきっぷ」とはどのようなものなのか?
ここでは、「eきっぷ」の購入方法・利用方法・料金などを解説。
通常きっぷとの違いもご紹介します。
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宿泊する方には、eきっぷよりもずっとお得!
新幹線チケットは「駅受取」なら、前日16時まで予約可能。
ただし、お得なプランは早めに予約を!
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目次
「eきっぷ」とは?
「eきっぷ」とは、e5489またはJR九州インターネット列車予約で購入できる、カード会員限定の料金券型の割引きっぷで、安くなるのは特急券部分のみ。
新幹線に乗るには、別途、乗車券が必要です。
利用できる区間・列車・座席
「eきっぷ」が利用できるのは、山陽・九州新幹線と北陸新幹線など。
山陽・九州新幹線は新大阪~鹿児島中央の間で利用することができ、新幹線と在来線特急を乗り継ぐ、長崎・佐世保・大分への往復にも利用することができます。
ただし、東海道新幹線区間(新大阪~東京)では利用できません。
列車は、山陽・九州新幹線なら「みずほ・さくら・つばめ」の他、「のぞみ・ひかり・こだま」も利用可。
座席によって料金は変わりますが、指定席・自由席・グリーン車で利用できます。
「eきっぷ」利用時の料金は?
「eきっぷ」は特急券のみなので、乗車券と組み合わせて利用します。
普通車指定席を利用した時の、区間ごとの料金です。
区間 | のぞみ・みずほ | さくら・つばめ | 自由席 |
---|---|---|---|
新大阪-博多 | 15,820円 | 15,100円 | 14,700円 |
新大阪-熊本 | 19,330円 | 18,610円 | 18,300円 |
博多-鹿児島中央 | 10,470円 | 10,470円 | 10,640円 |
広島-鹿児島中央 | 18,230円 | 17,720円 | 17,470円 |
金沢-東京 | 13,730円 | 13,730円 | 13,730円 |
このように、「eきっぷ」を利用すると、通常料金より格安に新幹線に乗れます。
グリーン車や子供料金の設定もあり、公式サイトで確認することができます。
公式サイトe5489「eきっぷ」
「eきっぷ」の購入方法・使い方
「eきっぷ」の購入方法と使い方、変更方法など簡単にご紹介します。
予約・購入方法は?
「eきっぷ」の購入ができるのは、e5489のJ-WESTカード会員と、JR九州インターネット列車予約のJQカード会員のみ。
e5489やJR九州インターネット列車予約に会員登録すれば誰でも購入できるわけではなく、まず、専用のクレジットカードが必要です。
予約・購入するには、e5489またはJR九州インターネット列車予約で利用する区間・列車を選択し、ネットで予約します。
当日に購入することもでき、事前に予約する必要はありません。
なお、「eきっぷ」だけでは新幹線には乗車することはできず、乗車券の購入が必要。
ネットで同時に購入しても、駅の窓口や券売機で購入してもいいでしょう。
学割で乗車券を購入する場合、駅の窓口で学割証を提示する必要があります。
この場合は、乗車券は駅の窓口で購入しましょう。
受取り方法と使い方
「eきっぷ」は駅にある券売機などで紙のきっぷを受取ります。
必要なのは、決済に利用したクレジットカード。(J-WESTカードまたはJQカード)
券売機ならカードを挿入すれば、予約した「eきっぷ」を簡単に受け取れます。
なお、IC用の「eきっぷ」もあり、チケットレスで利用することができます。
「eきっぷ」が受け取れるのはJR九州・西日本のエリア内のみで、名古屋や仙台などでは受取ることができません。
なお、北陸新幹線分は東京駅などでも受取り可能です。
変更・払戻し方法は?
「eきっぷ」は変更・払戻しが可能です。
きっぷの受取り前であれば、出発6分前までネットで変更可能。
払戻しは、きっぷ受取り前と受取り後で出発2日前までは払戻手数料が1席330円。
指定席は列車出発後に払戻しはできません。
詳しくは⇒eきっぷの変更・払戻し
往復割引・学割との同時利用でお得!
「eきっぷ」は特急券のみが割引になります。
割引料金の「eきっぷ」と乗車券が割引になる学割や往復割引を同時に使うと、さらにお得です。
学割が使えるのは片道101キロ以上の区間で乗車券は2割引。
往復割引が使えるのは601キロ以上の区間で乗車券は1割引。
601キロ以上の区間では、往復割引と学割は併用できます。
このように、往復割引や学割を同時に使うと安くなります。
通常きっぷ・e特急券との違いは?
「eきっぷ」と通常きっぷとはどのような違いがあるのか?
また、「e特急券」とはどのような違いがあるのか?
通常きっぷとの違いとは?
「eきっぷ」が購入できるのは、J-WESTカード会員またはJQカード会員のみ。
e5489に会員登録しても、カード会員以外は購入することができません。
「eきっぷ」と通常きっぷとの違いは、やはり料金。
自由席はほとんど安くなりませんが、指定席の料金は安くなります。
ただし、区間によっては、年会費無料のスマートEXの方が安いこともあります。
九州・山陽新幹線の通常きっぷ・eきっぷの料金は、JR九州のサイトで比較すると簡単です!
参考:JR九州ネット予約
「e特急券」との違いは?
「eきっぷ」とは別に「e特急券」というチケットがあります。
購入できるのは、エクスプレス予約会員で、同じく特急券部分のみ安くなります。
この2つの違いも簡単にご紹介しましょう。
比較対象 | eきっぷ | e特急券 |
---|---|---|
区間 | 九州・山陽・北陸新幹線 | 東海道・山陽・九州新幹線 |
購入期限 | 当日出発6分前まで | 当日出発4分前まで |
購入できる人 | J-WEST・JQカード会員 | エクスプレス予約会員 |
新大阪-博多みずほ合計 | 15,820円 | 15,640円 |
博多-熊本みずほ合計 | 5,130円 | 4,700円 |
料金は、ほとんどの区間で「e特急券」の方が若干安いです。
「eきっぷ」の注意点を確認しよう!
当日にきっぷを購入しても安くなる「eきっぷ」。
特に往復割引や学割と同時に利用すると安く、九州・山陽新幹線を利用するJ-WESTカード会員・JQカード会員の会員の方にとっては使いやすいきっぷです。
しかし、この「eきっぷ」には2つ注意しなければならない点もあります。
特に料金に関する注意点は要確認です!
1.東海道新幹線は利用不可
「eきっぷ」が利用できるのは九州・山陽新幹線のみ。
例えば、東海道新幹線区間に入る、熊本・博多・広島から京都・名古屋・東京へ行く場合などは利用することができません。
東海道新幹線を利用する時には、エクスプレス予約・スマートEXなど別の方法で新幹線に乗る必要があります。
なお、エクスプレス予約には「e特急券」があり、同じように学割・往復割引と同時に利用することもできます。
2.料金は「早割」の方が安い!
新大阪・新神戸~熊本・鹿児島中央など「スーパー早特21」などの方が安いです。
また、新大阪~博多などの区間でも、「スーパー早特きっぷ」や「EX早特7」の方が安いです。
もし、早めにチケットが予約・購入できるなら、「eきっぷ」より早割を利用した方が安いです!
このように、「eきっぷ」を使うより「早割」を利用した方が安いです!
詳しくは⇒新幹線の早割【一覧】予約はいつから?安い?みどりの窓口で買える?
なお、東海道・山陽新幹線など、往復+宿泊で利用する方は、早割も安いですが、さらに新幹線ホテルパックは安いです!
往復新幹線+宿泊をセットで予約すると安い新幹線ホテルパック。
宿泊する方には、eきっぷよりもずっとお得!
新幹線チケットは「駅受取」なら、前日16時まで予約可能。
ただし、お得なプランは早めに予約を!
また、日帰りでの往復なら、「日帰りツアー」で予約すると安いです!
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