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「eきっぷ」の購入方法・使い方・料金を解説!e早特との違いは?

山陽・九州新幹線と北陸新幹線に格安に乗れる、割引料金の特急券「eきっぷ」。
この「eきっぷ」とはどのようなものなのか?

ここでは、「eきっぷ」の購入方法・利用方法・料金などを解説。
山陽・九州新幹線で使える「e早特」との違いもご紹介します。

 

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「eきっぷ」とは?

「eきっぷ」とは、e5489またはJR九州インターネット列車予約で購入できる、カード会員限定の料金券型の割引きっぷで、安くなるのは特急券部分のみ。
新幹線に乗るには、別途、乗車券が必要です。

利用できる区間・列車・座席

「eきっぷ」が利用できるのは、山陽・九州新幹線と北陸新幹線
山陽・九州新幹線は新大阪~鹿児島中央の間で利用することができ、新幹線と在来線特急を乗り継ぐ、長崎・佐世保・大分への往復にも利用することができます。
ただし、東海道新幹線区間では利用できません。

列車は、山陽・九州新幹線なら「みずほ・さくら・つばめ」の他、「のぞみ・ひかり・こだま」も利用可。
座席によって料金は変わりますが、指定席・自由席・グリーン車で利用できます。

「eきっぷ」利用時の料金は?

「eきっぷ」は特急券のみなので、乗車券と組み合わせて利用します。
普通車指定席を利用した時の、区間ごとの料金です。

区間 eきっぷ eきっぷ+乗車券 通常料金
新大阪-博多 3,700円 13,490円 15,600円
新大阪-熊本 6,220円 17,080円 19,200円
博多-鹿児島中央 4,500円 10,110円 10,640円
広島-鹿児島中央 7,790円 17,360円 18,210円
金沢-東京 6,250円 13,730円 14,380円

このように、「eきっぷ」を利用すると、通常料金より格安に新幹線に乗れます。
上記は指定席の料金ですが、自由席は基本的に同額。
グリーン車や子供料金の設定もあり、公式サイトで確認することができます。
公式サイトe5489「eきっぷ」

 

「eきっぷ」の購入方法・使い方

「eきっぷ」の購入方法と使い方、変更方法など簡単にご紹介します。

予約・購入方法は?

「eきっぷ」の購入ができるのは、e5489のJ-WESTカード会員と、JR九州インターネット列車予約のJQカード会員のみ。
e5489やJR九州インターネット列車予約に会員登録すれば誰でも購入できるわけではなく、まず、専用のクレジットカードが必要です。

予約・購入するには、e5489またはJR九州インターネット列車予約で利用する区間・列車を選択し、ネットで予約します。
当日に購入することもでき、事前に予約する必要はありません。

なお、「eきっぷ」だけでは新幹線には乗車することはできず、乗車券の購入が必要。
ネットで同時に購入しても、駅の窓口や券売機で購入してもいいでしょう。

MEMO

学割で乗車券を購入する場合、駅の窓口で学割証を提示する必要があります。
この場合は、乗車券は駅の窓口で購入しましょう。

受取り方法と使い方

「eきっぷ」は駅にある券売機などで紙のきっぷを受取ります。
必要なのは、決済に利用したクレジットカード。(J-WESTカードまたはJQカード)
券売機ならカードを挿入すれば、予約した「eきっぷ」を簡単に受け取れます。

注意

「eきっぷ」が受け取れるのはJR九州・西日本のエリア内のみで、名古屋や仙台などでは受取ることができません。
なお、北陸新幹線分は東京駅などでも受取り可能です。

変更・払戻し方法は?

「eきっぷ」は変更・払戻しが可能です。
きっぷの受取り前であれば、出発6分前までネットで変更可能。
払戻しは、きっぷ受取り前と受取り後で出発2日前までは払戻手数料が1席330円。
指定席は列車出発後に払戻しはできません。
詳しくは⇒eきっぷの変更・払戻し

往復割引・学割との同時利用でお得!

「eきっぷ」は特急券のみが割引になります。
割引料金の「eきっぷ」と乗車券が割引になる学割や往復割引を同時に使うと、さらにお得です。

学割が使えるのは片道101キロ以上の区間で乗車券は2割引。
往復割引が使えるのは601キロ以上の区間で乗車券は1割引。
601キロ以上の区間では、往復割引と学割は併用できます。

区間 eきっぷ+乗車券 eきっぷ+往復割引 eきっぷ+学割・往復割引
新大阪-博多 13,240円 12,270円 10,540円
新大阪-熊本 16,780円 15,710円 13,790円
博多-鹿児島中央 9,930円 9,930円 10,250円
広島-鹿児島中央 17,040円 適用なし 学割15,160円
金沢-東京 13,730円 適用なし 学割12,010円

このように、往復割引や学割を同時に使うと安くなります。

 

「e早特」との違いは?

「eきっぷ」と同じように、料金券(特急券)部分のみが割引になる「e早特」というきっぷがあります。
この「e早特」とはどのような違いがあるのか比較してみましょう!

「e早特」とは?

「e早特」とは、「eきっぷ」と同じく、e5489またはJR九州インターネット列車予約で購入できる割引料金の特急券で、購入できるのも同じJ-WESTカード会員またはJQカード会員のみ。
購入期限が3日前までに限定され、利用区間も限定されています。

 「e早特」と「eきっぷ」を比較

「e早特」と「eきっぷ」をまとめて比較してみましょう!

比較対象 eきっぷ e早特
区間 九州・山陽新幹線全線 新大阪・新神戸~熊本・鹿児島中央
購入期限 当日出発6分前まで 3日前まで
購入できる人 カード会員のみ カード会員のみ
新大阪-熊本 6,220円 5,310円
新大阪-鹿児島中央 8,200円 6,720円

「e早特」の購入期限は3日前までと早いですが、料金は間違いなく安いです。

 

「eきっぷ」の注意点を確認しよう!

当日にきっぷを購入しても安くなる「eきっぷ」。
特に往復割引や学割と同時に利用すると安く、九州・山陽新幹線を利用するJ-WESTカード会員・JQカード会員の会員の方にとっては使いやすいきっぷです。

しかし、この「eきっぷ」には2つ注意しなければならない点もあります。
特に料金に関する注意点は要確認です!

1.東海道新幹線は利用不可

「eきっぷ」が利用できるのは九州・山陽新幹線のみ。
例えば、東海道新幹線区間に入る、熊本・博多・広島から京都・名古屋・東京へ行く場合などは利用することができません。

東海道新幹線を利用する時には、エクスプレス予約・スマートEXなど別の方法で新幹線に乗る必要があります。
なお、エクスプレス予約には山陽新幹線区間で使うと「eきっぷ」と同じ料金の「e特急券」があり、同じように学割・往復割引と同時に利用することもできます。

2.料金は「早割」の方が安い!

先ほどご紹介した通り、新大阪・新神戸~熊本・鹿児島中央に関しては、「e早特」を利用した方が格安に新幹線に乗ることができます。
もし、早めにチケットが予約・購入できるなら、「eきっぷ」より早割を利用した方が安いです!

【例1】新大阪-熊本

例えば、新大阪-熊本では、「e早特」以外にも、「WEB早特3」「スーパー早特きっぷ」「スーパー早特21」などの格安な早割があります。
料金を比較してみると、

  • 18,880円 通常きっぷ(さくら)
  • 17,080円 eきっぷ+乗車券
  • 16,300円 WEB早特3
  • 16,170円 e早特+乗車券
  • 15,990円 eきっぷ+往復割引
  • 15,080円 e早特+往復割引
  • 13,100円 スーパー早特きっぷ
  • 12,220円 スーパー早特21

往復割引を利用しても、「eきっぷ」は決して安いとは言えません。
なお、J-WESTカード会員・JQカード会員は、全てのチケットを購入することができます。

【例2】新大阪-小倉

山陽新幹線区間の新大阪-小倉では、エクスプレス予約・スマートEXも利用可。
特に「早割」は安いです。

  • 14,720円 のぞみ通常きっぷ
  • 12,610円 eきっぷ+乗車券
  • 12,000円 EX早特(平日)
  • 11,200円 EX早特(土休日)

エクスプレス予約の利用には別途年会費がかかりますが、スマートEXは年会費無料で、登録後すぐに列車の予約も可能で、「EX早特」も購入できます。

 

このように、「eきっぷ」を使うより「早割」を利用した方が安いです!
詳しくは⇒新幹線「早割」の徹底解説!早割の料金って本当に安いの?

なお、東海道・山陽新幹線など、往復+宿泊で利用する方は、早割も安いですが、さらに新幹線ホテルパックは安いです!