エクスプレス予約・スマートEXには、早めに予約すると料金が安くなる「早特」きっぷが6つあります。その1つが「EXグリーン早特3ワイド」。
この「EXグリーン早特」について詳しく解説します!
目次
「EXグリーン早特3ワイド」とは?
「EXグリーン早特」とは、エクスプレス予約・スマートEX会員のみ購入できる早割のきっぷの1つで、設定された区間の列車を3日前までに予約すると、グリーン車に安く乗ることができます。
利用できる列車の時間帯や区間が限定されますが、料金は間違いなく安いです。
利用できる列車・時間帯は?
「EXグリーン早特3ワイド」で乗れる新幹線は終日の「のぞみ」と「ひかり」で時間帯に制限はありません。
区間も限定!
「EXグリーン早特3ワイド」の設定がある区間は、東京・品川・新横浜-名古屋・京都・新大阪・新神戸のみで、どちらの駅からも利用することができます。
「EXグリーン早特3ワイド」の料金
「EXグリーン早特3ワイド」の料金を「のぞみ」グリーン車の通常料金と比較してみましょう。
区間 | 通常料金 | EXグリーン早特3ワイド | 差額 |
---|---|---|---|
東京-名古屋 | 14,960円 | 13,050円 | ▲1,910円 |
東京-京都 | 19,040円 | 15,400円 | ▲3,640円 |
東京-新大阪 | 19,590円 | 15,940円 | ▲3,650円 |
東京-新神戸 | 20,250円 | 16,380円 | ▲3,980円 |
この他の区間の料金は公式サイトで確認できます。
東京-新大阪の普通車指定席料金は14,720円、東京-新神戸は15,380円。
普通車指定席の通常料金と、「EXグリーン早特」でグリーン車に乗る料金はそれほど変わりません。
予約・購入方法
「EXグリーン早特」はエクスプレス予約かスマートEXで予約・購入します。
設定がある区間で、3日前までに新幹線の予約をする時、対象の列車を選択すると、「EXグリーン早特3ワイド」が表示されます。
これを選択し手続きを進めれば予約は完了します。
使い方・乗車方法
「EXグリーン早特3ワイド」も通常の予約と同じように利用します。
会員本人のみで利用する場合、エクスプレス予約会員なら専用ICカードで、スマートEX会員なら登録した交通系ICカードで改札を通ります。
2人以上の場合は、専用券売機できっぷを発券し改札を通ります。
「EXグリーン早特3ワイド」はここに注意!
「EXグリーン早特」には、通常予約とは違う注意点があります。
簡単にご紹介しましょう!
子供料金の設定がない
「EXグリーン早特3ワイド」には子供料金の設定がありません。
利用できるのは大人のみなので、子どもと一緒にグリーン車に乗るときには、他の方法で乗る必要があります。
そんな時に利用できるのが「EXのぞみファミリー早特3」。
設定区間は「EXグリーン早特3ワイド」と全く同じで、大人のグリーン車料金も同額。
そして、子供料金の設定がありますが、利用できるのは土休日に限られます。
長距離区間では使えない
「EXグリーン早特3ワイド」が使えるのは東海道新幹線を中心とした比較的短い距離の区間。
東京-広島・博多などの長距離区間では利用することができません。
ところが、長距離区間には「グリーン車」にも乗れる別の早特が存在します。
それが、「EX早特3」。
「EX早特3」の予約期限も3日前まで。
そして、グリーン車も利用可能で、子供料金の設定もあります。
設定除外日に注意
「EXグリーン早特3ワイド」にも設定除外日があります。
このきっぷが使えないのは年末年始・GW・お盆など。
なお、エクスプレス予約とスマートEXでは設定除外日が違い、エクスプレス予約の方が除外日は少ないです。
変更・乗り遅れに注意
「EXグリーン早特3ワイド」の購入期限は乗車日の3日前までです。
この期間中の変更なら、空席があれば「EXグリーン早特3ワイド」にも変更することができます。
しかし、3日前を過ぎてしまった場合、変更はできますが、通常予約の料金になってしまいます。もし変更するなら、可能な限り3日前までに変更しましょう!
また、「EXグリーン早特3ワイド」は指定した列車・座席以外に乗ることができません。
もし乗り遅れそうな時は、必ず出発前までに変更しましょう。
他の早特と比較!
エクスプレス予約・スマートEXには、「EXグリーン早特3ワイド」と同じくグリーン車に安く乗れる「早特3」があります。「のぞみ」「ひかり」のグリーン車も利用できるのは、「EXのぞみファミリー早特3」「EX早特3」の2つ。
この2つと「EXグリーン早特3ワイド」はどう違うのか?比較してみましょう。
比較対象 | EXグリーン早特3ワイド | のぞみファミリー早特3 | EX早特3 |
---|---|---|---|
予約期限 | 3日前 | 3日前 | 3日前 |
区間 | 近距離区間 | 近距離区間 | 長距離区間 |
列車 | 終日のぞみ・ひかり | 終日のぞみ | 終日のぞみ・みずほ・さくら・つばめ |
人数 | 1~6名 | 2~6名 | 1~6名 |
利用日 | 除外日以外 | 除外日以外の土休日 | 除外日以外 |
子供料金 | なし | あり | あり |
平日 | 利用可 | 利用不可 | 料金アップ |
比較してみると「EXグリーン早特3ワイド」の特徴的なのは子供料金の設定がないことです。
区間や人数によって、「EXのぞみファミリー早特3」や「EX早特3」と使い分けるといいでしょう。
宿泊するなら新幹線パックの方が安い!
「EXグリーン早特3ワイド」の料金は、東京-新大阪・新神戸など、普通車指定席の通常料金よりも安いです。
しかし、宿泊する時には、そんな安いチケットよりも新幹線ホテルパックの方が安いです。
例えば、東京-新大阪を「EXグリーン早特3ワイド」で往復すると31,880円です。
そして、1泊6,500円のホテルに泊まると、往復+1泊で38,380円。
ところが、これを新幹線ホテルパックで予約すると、往復+1泊で31,300円。
「EXグリーン早特3ワイド」で往復するよりも、1人7,080円安くなります。
「EXグリーン早特」まとめ
- 利用できる列車は終日「のぞみ」と「ひかり」
- 東京・品川・新横浜-名古屋・京都・新大阪・新神戸のみ
- 子ども同伴で土休日なら「EXのぞみファミリー早特3」を使おう
- 長距離区間なら「EX早特3」を使おう
- 宿泊するなら新幹線ホテルパックの方が安い
往復新幹線とホテルを同時予約すると格安な新幹線ホテルパック
グリーン車も「EXグリーン早特」で乗るより安いです!
「駅受取」を選択すれば、前日の16時まで予約可能です!