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新幹線の自由席の号車・混雑状況は?自由席に座るには?

全国の新幹線には、一部の列車を除き、多くの列車に自由席があります。
この自由席は座席が決まっていないので、簡単に言えば早い者勝ちです。

では、自由席に座るためには、どうすればいいのか?
自由席に座るために知っておきたい、列車ごとの自由席の号車や混雑状況を予測する方法なども紹介します。

 

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新幹線の自由席(車両・号車)は?

新幹線の自由席は、列車によって車両の数が違います。
まずは、どの列車に何両の自由席があるのか、簡単に確認しておきましょう。

東海道・山陽新幹線

16両編成で運行する東海道・山陽新幹線は、のぞみ3両、ひかり5両、こだま10両。
山陽新幹線「ひかり」は8両のうち5両or3両、8両編成の「こだま」は5両が自由席。

列車 自由席
のぞみ(16両) 1~3号車
ひかり(16両) 1~5号車
こだま(16両) 1~7号車、13~15号車
ひかり(8両) 1~3号車or1~5号車
こだま(8両) 1~5号車、7・8号車

山陽・九州新幹線

「みずほ・さくら・つばめ」は、8両または6両のうち3両が自由席。

列車 自由席
みずほ・さくら(8両) 1~3号車
さくら・つばめ(6両) 1~3号車

東北・北海道・上越・北陸・山形・秋田新幹線

自由席がなく全席指定なのは、「はやぶさ」「はやて」「こまち」「かがやき」
それ以外の自由席がある列車では、北陸新幹線「はくたか・つるぎ・あさま」4両。
10両編成の「はやて・やまびこ・なすの・とき・たにがわ」は5両。
6両編成の「やまびこ・なすの」も5両が自由席。
上越新幹線「とき・たにがわ」は8両編成なら4両、16両編成では8両。

列車 自由席
はやて・やまびこ・なすの・とき・たにがわ(10両) 1~5号車
やまびこ・なすの(6両) 12~16号車
つばさ・なすの(7両) 16・17号車
とき・たにがわ(8両) 1~4号車
とき・たにがわ(16両) 1~4号車、9~12号車
はくたか・つるぎ・あさま(12両) 1~5号車

※基本的には、このように編成されていますが、列車によって自由席の数が変動することもあります。

自由席はどうすれば座れる?

座席の予約ができない自由席には、どうすれば座ることができるのか?
自由席に座るための方法を考えてみましょう!

混雑状況・空席状況を把握する

まず、新幹線が混雑する曜日・時間を把握しましょう。
特に新幹線が混雑するのは以下の通りです。

  1. 大型連休始めの下り(東京から大阪・仙台など)
  2. 大型連休終盤の上り(東京行き)
  3. 土曜日午前中の下り・日曜日夕方の上り
  4. 金曜日夕方の下り・月曜日朝の上り
  5. 週末の最終近い下り

1と2の大型連休に関しては言うまでもありませんが、帰省ラッシュですね。
そして、3は土曜日の午前に出発し、日曜日の夕方に帰る旅行客で混雑します。
また、4の金曜日夕方と月曜日の朝は、単身赴任や出張のビジネスマンで混雑します。
他には、5の最終列車など、ディズニー帰りのレジャー客など、自由席は混雑します。

これらの時期に関しては、指定席は満席、自由席は乗車率100%以上、グリーン車も混雑という状況になる可能性も高いです。
また2024年の8月お盆期間に関しては「のぞみ」は自由席を撤廃し全席指定席となりました。今後も大型連休はこのような自由席を撤廃する流れになる可能性もありますので注意が必要です。

しかし、これらの時間帯に限らず、指定席が混雑すれば、必ず自由性も混雑します。
空席状況を「サイバーステーション」などで確認し、指定席に空席がある列車を探しましょう。

始発駅から運行距離の短い列車に乗る

例えば、東京から大阪方面へ行く時に自由席に乗るケースを考えてみましょう。
大阪方面への下り列車は全てが東京駅発です。
毎朝始発の1本を除き、「品川発」の列車はありません。
当然、自由席で座ろうと思えば、有利なのは品川より東京駅。
品川の方が近くても、東京駅から乗車するのが間違いありません。

そして、「のぞみ」なら行き先は新大阪行きもあれば、博多行きもあります。
博多行きの列車には、岡山・広島・博多へ行く人も利用します。
しかし、新大阪行きなら、名古屋や京都などへ行く人のみ。
当然、狙って乗りたいのは「新大阪行き」です。

1本後の列車を待つ

自由席の座席には限りがあります。
いくら始発駅から乗ろうと思っても、先に多くの人が並んでいる場合には、その列車で座れない可能性もあります。
そんな時には、1本後の列車に乗るために、前の方に並びましょう。
東京から名古屋・京都・大阪へ行く場合なら、新幹線は本数が多いので、悩むことなく次の列車を利用しましょう。

ただし、「ひかり・こだま」しか停車しない駅へ向かう場合、列車の本数は少ないので、なるべく早く並んでおいた方がいいですね。

列車・号車を選ぶ

「のぞみ」「ひかり」の停車駅間で自由席を利用するなら、列車や号車を選ぶのも一つの手段です。
例えば、「のぞみ」の自由席は3両ですが、「ひかり」は5両。
確率で言えば「ひかり」の方が座りやすいでしょう。

また、新幹線は号車によって座席数が違います。
N700系なら1号車は13列で65席、3号車は17列で85席、5号車は18列90席、2号車と4号車は20列で100席あるので、座りやすいのは2号車と4号車(ひかり・こだま)でしょう。

 

このように、座席を確保する努力が必要な自由席。
自由席にはどのようなメリット・デメリットがあるのか確認しておきましょう。

自由席のメリットは?

まず、自由席を利用するメリットをご紹介します。
もちろん、料金的なメリットはありますが、それだけでもありません。

時間・座席が自由

自由席で新幹線に乗るなら、列車の時間を決める必要がありません。
自由席であれば、どの新幹線に乗ってもかまわないので、決まった列車に乗るために急ぐ必要もありません。

そして、空席があれば、座る座席を自由に選ぶこともできます。
窓側・通路側の選択も自由、2人掛け・3人掛けの選択も自由です。

指定席より空いていることも

列車によっては、指定席は混雑していても自由席には余裕があることもあります。
「のぞみ・ひかり」でも、エクスプレス予約などで指定席を予約するビジネスマンが多い時間帯など、自由席の方が空いていることもあります。
そして、自由席の座席数が多い「こだま」でも、指定席の方が混んでいることもあります。

指定席と料金の差額は530円

座席を指定しない分、自由席の料金は指定席より安いです。
指定席と自由席の料金の差額は530円が基本。
しかし、この差額は「ひかり・こだま」の指定席との差額なので、それより高い「のぞみ」指定席との差額はさらに大きくなります。

例えば、東京-京都なら、「のぞみ」指定席14,170円、「ひかり・こだま」13,850円に対し、自由席は13,320円なので、「のぞみ」指定席との差額は850円です。
この料金の差額は、距離が長いほど大きくなります。

区間 「のぞみ」指定席 自由席 差額
東京-京都 14,170円 13,320円 850円
東京-岡山 17,770円 16,600円 1,170円
東京-博多 23,810円 22,220円 1,590円

東海道・山陽新幹線以外も同じで、例えば、東京-仙台なら「はやぶさ」指定席は11,410円、「やまびこ」指定席11,090円、自由席は10,560円。
自由席と「やまびこ」指定席の差額は530円、「はやぶさ」との差額は850円です。

自由席料金について詳しくは⇒新幹線自由席の格安な利用法

幼児は自由席は無料

小学生の子どもは自由席でも子供料金がかかります。
しかし、小学生未満の乳幼児は自由席の料金は無料です。

例えば、東京から博多までは、小学生は子供料金11,100円がかかります。
しかし、幼児ならこの料金は無料。
幼児でも「のぞみ」指定席に乗れば1人片道11,690円、往復23,380円です。
自由席に乗ればこの料金はかかりません。

特にこの幼児の料金が無料なのは大きいので、週末などは自由席は子どもがいる家族が乗っていることが多いです。

自由席のデメリット

では、同時に自由席のデメリットも確認しておきましょう。

予約不可、座れる保証なし

新幹線の指定席はいろいろな方法で予約することができます。
しかし、座席を指定しない自由席は予約不可。
チケットを事前に購入することはできますが、座席の確保はできません。
そして、自由席のチケットを持っていても座れる保証はなく、座席は乗車してから自分で確保しなければなりません。

特に新幹線が混雑する時期には、始発駅から乗らないと座れない可能性は高いです。
例えば、新横浜-名古屋間は「のぞみ」は約1時間20分一度も停車しません。
自由席が満席なら、この区間は立ったまま乗らなければなりません。
少し高くても、年会費無料のスマートEXで指定席を予約したいですね。

列車によっては座席シートが違う

九州・山陽新幹線の「みずほ・さくら」や「つばめ」の場合、指定席と自由席ではシートが違います。
N700系「みずほ・さくら」は、指定席は2列×2列シートですが、自由席は3列×2列。
800系の「さくら・つばめ」も同じで、指定席の方がゆったり座ることができます。

改札から遠い

「のぞみ」の自由席は1号車~3号車です。
新幹線の改札を通り、エスカレーターを上ると、一番近い車両はグリーン車。
8号車~10号車付近にエスカレーターやエレベーターがあるのが基本で、1号車まではかなりの距離を歩かなければなりません。
特に荷物が多いときや小さい子どもがいるときには、その距離も大変に感じます。

自由席切符の購入方法と乗り方

新幹線の自由席のきっぷはどのように購入すればいいのか?をご紹介します。

まず、自由席でも、新幹線に乗るには乗車券と特急券が必要です。
乗車券だけでは、新幹線の改札を通ることはできません。

自由席のきっぷは、駅の窓口や券売機で簡単に購入することができます。
窓口なら「東京まで自由席で」と言えば、その切符を用意してくれます。
券売機でも行き先と「自由席」を選択するだけで切符の購入は完了します。

そして、その切符を持ってそのまま改札へ通します。
あとは、空いている列車の座席を探し乗車します。
もちろん、自由席車両の前に列ができていれば、その最後尾に並びます。
人数を見て座れそうにない場合は、次の列車に並びましょう!