この記事には広告を含む場合があります。

新幹線の通常期・繁忙期・閑散期はいつ?料金は?

新幹線には、通常期・繁忙期・閑散期という3つの時期があります。
そして、時期ごとに料金が違います。

料金に違いが出るのは普通車指定席の特急券料金。
原則として、繁忙期には通常期の+200円、閑散期は-200円。

これが通常きっぷの料金の違いです。
では、この新幹線の通常期・繁忙期・閑散期について、少し詳しくご紹介しましょう!

通常期・繁忙期・閑散期はいつ?

新幹線の通常期・繁忙期・閑散期の日にちは決まっており、JR各社の公式サイトで確認することができます。(参考:JR東日本

繁忙期とは?

繁忙期は新幹線が混雑する、学生の冬休み・春休み・GW・夏休みの期間中が基本。

2020年は3月21日~4月5日、4月28日~5月6日、7月21日~8月31日、12月25日~1月10日

閑散期とは?

閑散期は、1月16日~2月末日・6月・9月・11月1日~12月20日の期間の月~木曜日
(祝日及びその前日と振替休日を除く)

年末年始を除く、1月・2月・6月・9月・11月・12月が閑散期です。
ただし、この期間中であっても、金曜日と土日祝や休前日などは通常期扱いで、料金は通常期の料金です。

通常期とは?

通常期は、繁忙期・閑散期以外の全ての期間です。
閑散期中にある金・土・日などは通常期の料金ですが、繁忙期中にある日は全て繁忙期の料金です。

 

これが、駅の窓口や券売機で購入する通常きっぷの話です。
では、回数券やネット予約するチケットの料金は?

通常期・繁忙期・閑散期の料金について

新幹線の普通車指定席料金は、通常期を基準にして、繁忙期には200円アップ、閑散期には200円引きになります。
では、他の座席やチケットの料金は?

自由席・グリーン車の料金は変わらない

時期による料金の変動があるのは普通車指定席のみ。
自由席グリーン車の料金に変動はなく、年間通して同じ料金です。

回数券の料金も変わらない

回数券の料金も時期による変動はありません
回数券の料金は区間ごとに決まっており、例えば、東京-新大阪なら6枚で82,140円(1枚あたり13,690円)です。
この料金が時期によって高くなったり安くなったりすることはありません。

ただし、回数券には利用できない期間があります。
使えないのは、年末年始・GW・お盆の期間中。
この期間を除けば、繁忙期中でも利用することはでき、当然、閑散期・通常期ならいつでも利用可能です。

また、金券ショップで購入することができる新幹線格安チケットも、元はほとんどが回数券なので、同じように使えない期間があります。

割引きっぷの料金も変わらない

JRでは回数券以外にも多くの割引きっぷを販売しています。
この駅の窓口等で購入できる「お得なきっぷ」なども料金は変わりません

例えば、名古屋から広島への往復に使える「たびきっぷ」の料金は28,800円。
この料金は通常期・繁忙期・閑散期でも同じです。
ただし、年末年始・GW・お盆などには利用することができません。

また、ネット限定で購入できる一部の割引きっぷの料金も変わりません。
例えば、e5489で購入できる「スーパー早特きっぷ」なども料金は一定で、時期によって変動することはありません。

学割・往復割引

新幹線の料金は学割往復割引を使って安くすることができます。
この学割や往復割引を使って新幹線に乗る場合、普通車指定席利用時のみ時期による料金変動の影響があります

学割・往復割引で割引になるのは乗車券で、特急券の料金は割引になりません。
ところが、繁忙期・閑散期に変動するのは特急券の料金なので、学割・往復割引を使っても、繁忙期には200円アップ、閑散期には200円引きです。
なお、自由席とグリーン車の特急券料金は変わりませんので、学割や往復割引を使っても通常期と同じ料金です。

エクスプレス予約とスマートEXは違う

まず、スマートEXの通常予約(スマートEXサービス)は時期による変動があります
普通車指定席料金は、通常きっぷの200円引きなので、閑散期にスマートEXで予約すると、通常期の通常切符より400円安いことになります。

また、エクスプレス予約の通常予約(EX予約サービス)には、時期による料金変動はありません。一年中同じ割引料金で新幹線に乗ることができます。

東京-新大阪の「のぞみ」料金例 通常期 繁忙期 閑散期
通常きっぷ 14,720円 14,920円 14,520円
スマートEX 14,520円 14,720円 14,320円
エクスプレス予約 13,620円 13,620円 13,620円

そして、エクスプレス予約・スマートEXに6つある「早特」の料金は、通常期・繁忙期・閑散期での変動はありませんが、年末年始・GW・お盆など設定除外日があります
なお、この設定除外日は、エクスプレス予約の方がスマートEXより少ないです。

えきねっとトクだ値の料金は変わる

えきねっとで購入できる割引きっぷ「トクだ値」の料金は、通常期・繁忙期・閑散期で料金が違います。料金が変わるのは「トクだ値1」「トクだ値14」も普通車指定席のみ。
グリーン車には時期による変動はありません。

そして、増減するのは200円ではなく、割引率に合わせて増減します。
10%割引の「トクだ値1」なら増減は180円。
30%割引の「トクだ値14」なら増減学は140円です。

東京-仙台(やまびこ)の料金例 通常期 繁忙期 閑散期
通常きっぷ 11,090円 11,290円 10,890円
トクだ値1 9,970円 10,150円 9,790円
トクだ値14 7,750円 7,890円 7,610円

ぷらっとこだまは繁忙期のみアップ

東海道新幹線のこだまに格安に乗ることができる「ぷらっとこだま」の料金は繁忙期のみ別料金が設定されています。
しかも、普通車指定席だけでなく、グリーン車も料金はアップ

ぷらっとこだま東京-名古屋 通常期 繁忙期
普通車指定席 8,500円 9,700円
グリーン車 9,500円 10,700円

ただし、「ぷらっとこだま」の繁忙期は通常切符の繁忙期の期間とは違いますので、公式サイトでの確認が必要です。

 

以上のように、通常期・繁忙期・閑散期で料金が変わらない方法もあれば、料金が変わるものもあるということは知っておきたいですね。