エクスプレス予約・スマートEXの通常予約より料金が安い「早特」。
その中の1つ「EX早特7」は長距離区間で利用でき、往復割引を利用するよりお得です。
この「EX早特7」はどのようなチケットなのか?
購入方法や利用できる区間などについても詳しく解説します。
往復新幹線とホテルを同時予約できる格安な新幹線ホテルパック。
特に東海道・山陽新幹線「のぞみ」の料金は格安!
往復+宿泊する方は「EX早特7」よりもずっとお得です!
東京・横浜-岡山・広島・博多など、旅行費用はこれが一番安い!
ネット予約した新幹線チケットは、自宅などへ無料宅配。
前日の16時まで予約できますが、お得なプランは完売前に予約しましょう!
目次
「EX早特7」とは?
「EX早特7」とは、エクスプレス予約・スマートEXの会員のみ購入できる早割の1つで、7日前までに予約・購入すると、通常の予約料金より安く新幹線に乗ることができます。
まずは、使える区間や料金、予約方法やルールなど、「EX早特7」の基本をご紹介します。
利用できる列車・座席
「EX早特7」が利用できるのは「のぞみ」の普通車指定席とグリーン車。
大人料金だけではなく、子供料金の設定もあります。
利用できる列車の時間帯等には特に制限はありませんが、列車ごとに座席数は限定され、利用できる区間も限定されています。
区間は長距離区間の一部
「EX早特7」が設定されているのは、一部の長距離区間のみ。
東京・品川・新横浜 | 岡山・福山・広島・徳山・新山口・小倉・博多 |
---|---|
名古屋・京都 | 小倉・博多 |
新大阪・新神戸 | 小倉・博多・熊本・鹿児島中央 |
これらの区間以外には設定はありませんが、この区間であれば往復とも利用可能。
博多・小倉からは東京・品川・新横浜・名古屋・京都・新大阪・新神戸の往復で使うことができます。
なお、距離が短い区間に設定はなく、東京-名古屋・京都・新大阪などの区間では利用することはできません。
料金は平日より土日祝日が安い
「EX早特7」の特徴の1つは平日と土休日で料金が違うこと。
平日の料金もお得ですが、土休日はさらにお得です!
平日・土休日を比較しながら料金の一例をご紹介します。
区間 | 通常料金 | 平日 | 土休日 |
---|---|---|---|
東京-岡山 | 17,770円 | 14,670円 | 14,260円 |
東京-広島 | 19,760円 | 16,190円 | 15,790円 |
東京-博多 | 23,810円 | 17,720円 | 17,310円 |
名古屋-博多 | 19,310円 | 14,460円 | 14,260円 |
京都-博多 | 16,760円 | 12,570円 | 12,220円 |
新大阪-博多 | 16,020円 | 12,000円 | 11,200円 |
この通り、空きがあれば7日前までに予約するだけで、料金はかなり安くなります。
なお、これ以外の区間の料金も公式サイトで確認することができます。
「EX早特7」の予約方法と使い方
「EX早特7」はエクスプレス予約またはスマートEXで予約することができます。
乗車日の1ヶ月前から7日前までの期間中に、乗車区間と列車を選択し、通常通り予約手続きを進めます。
座席に空席があり、EX早特7が完売していなければ予約が可能です。
もちろん、購入期間内であれば、往復分を購入することもできます。
そして、使い方も通常予約時と変わりはなく、会員本人の場合は、エクスプレス予約なら専用ICカード、スマートEXなら登録済みの交通系ICカードを使い、同伴者がいれば専用発券機できっぷを発券して改札を通ります。
「EX早特7」は往復割引よりお得!
EX早特7が使えるのは長距離区間が基本です。
新神戸-博多、京都・新大阪・新神戸-小倉など一部の区間を除いては、片道601キロ以上の距離があるので、往復割引を利用することもできます。
この往復割引を利用すると、乗車券が1割引になります。
そして、スマートEXの「スマートEXサービス(往復割引)」を利用すると、さらに片道200円引き。
エクスプレス予約の「EX予約サービス(往復割引)」の料金はさらに格安です。
では、この往復割引を使った料金と、「EX早特7」はどちらが安いのか?
実際の料金で比較してみます。
区間 | スマートEX往復割引 | EX予約往復割引 | EX早特(平日) |
---|---|---|---|
東京-広島 | 18,370円 | 17,990円 | 16,190円 |
東京-博多 | 22,200円 | 21,750円 | 17,720円 |
名古屋-博多 | 17,970円 | 17,590円 | 14,460円 |
新大阪-博多 | 14,840円 | 14,660円 | 12,000円 |
区間によっては、エクスプレス予約の往復割引とは差額は大きくはありませんが、基本的に往復割引を利用するよりも「EX早特7」の方が安いです。
もし、往復とも3日前に予約できるのなら、その区間で往復割引が使えても、EX早特7を利用した方が安いです!
グリーン車も「EX早特3」でお得
「EX早特3」はグリーン車にも安く乗ることができます。
そして、普通車指定席と同じく、往復割引を利用するより安いです。
区間 | スマートEX往復割引 | EX予約往復割引 | EX早特平日 |
---|---|---|---|
東京-岡山 | 22,450円 | 22,220円 | 20,740円 |
新横浜-博多 | 29,160円 | 28,710円 | 24,320円 |
新大阪-博多 | 20,910円 | 20,730円 | 15,670円 |
子供料金もお得!
EX早特3には子供料金もあります。
子供料金も往復割引を利用するより安いです。
家族旅行も自由席よりお得!
EX早特は普通車指定席とグリーン車のみ。
自由席には乗ることができません。
新幹線は自由席で往復割引を利用すると確かに安くなります。
例えば、東京-岡山なら、エクスプレス予約の往復割引で大人15,030円、子ども7,500円。
大人2人・子ども2人なら、片道の合計は45,060円です。
しかし、EX早特7を利用すると、土休日なら大人14,260円、子ども7,130円。
大人2人・子ども2人の片道料金は42,780円なので、「EX早特7」で指定席に乗った方が安いです。
ところが、このEX早特より安い方法が3つありますのでご紹介しましょう!
「EX早特7」より安いのは3つ!
「EX早特7」は早めに予約するだけで、往復割引を使うより安くなります。
しかし、EX早特7が使える一部の区間で、これより安い方法が3つあります。
もし、これらの方法が使える時、EX早特を利用すると損なのでご紹介しましょう!
「EX早特21ワイド」の方が安い
「EX早特」が使える一部の区間では、「EX早特21ワイド」を使うこともできます。
その区間は、東京・品川・新横浜-岡山・広島、名古屋-小倉・博多。
この区間で、21日前までの予約が可能で、「のぞみ」普通車指定席を利用するなら、「EX早特21ワイド」の方が安いです。
区間 | EX早特土休日 | EX早特21ワイド |
---|---|---|
東京-岡山 | 14,260円 | 13,900円 |
新横浜-広島 | 15,790円 | 15,000円 |
名古屋-博多 | 14,260円 | 14,100円 |
参考ページ→EX早特21について詳しく
「スーパー早特きっぷ」が安い
JR西日本の「e5489」とJR九州インターネット列車予約で会員のみ購入できる「スーパー早特きっぷ」は「EX早特7」より安いです。
この「スーパー早特きっぷ」が利用できる区間は、新大阪・新神戸-小倉・博多。
例えば、新大阪-博多なら、片道の料金は、EX早特7が土休日でも12,770円のところ、スーパー早特きっぷは11,690円。
ただし、乗車日の14日前までの予約が必要です。
宿泊するなら新幹線ホテルパックが安い
「のぞみ」で同じ区間を往復し、宿泊するなら新幹線ホテルパックの方が安いです。
そして、EX早特21ワイド・スーパー早特きっぷよりも安いです。
同じホテルに宿泊した時の「往復+1泊」料金を比較してみましょう。
区間 | EX早特土休日 | 早特21/スーパー早特 | 新幹線ホテルパック |
---|---|---|---|
東京-広島 | 37,880円 | 36,300円 | 28,900円 |
名古屋-博多 | 35,220円 | 34,900円 | 26,900円 |
新大阪-博多 | 31,540円 | 29,380円 | 24,600円 |
新幹線ホテルパックは2名以上で予約した時の1人の料金ですが、「往復+宿泊」の合計で比較すると間違いなく安いです。
往復新幹線とホテルの同時ネット予約が可能。
特に東海道・山陽新幹線を利用するパック料金は格安!
往復+宿泊するなら「EX早特7」よりずっと安いです!
新幹線チケットを「駅受取」すれば、前日の16時まで予約可能です!
「EX早特7」利用時の注意点
「EX早特7」は区間には制限がありますが、列車にもあまり制限がなく、早めに予約すれば安くなる使いやすいきっぷです。
しかし、いくつか注意点もありますので確認しておきましょう!
往復で料金が違うことも
EX早特7は平日と土休日で料金が違います。
例えば、行きが土曜日、帰りが日曜日なら、往復とも料金は同じです。
ところが、行きが金曜日、帰りが土曜日なら、行きと帰りで料金は違います。
設定除外日は使えません
エクスプレス予約・スマートEXの「早特」には設定除外日があります。
当然、「EX早特7」にも設定除外日があり、年末年始・GW・お盆は利用できません。
なお、除外日はエクスプレス予約よりもスマートEXの方が多いので注意が必要です。
この期間中の列車は、いくら7日前に予約しても「EX早特7」での予約はできません。
変更・キャンセル・乗り遅れに注意
EX早特で予約していた場合、出発7日前までなら、EX早特への変更も可能です。
しかし、7日前を過ぎた場合には、EX早特7は予約できないので、他の方法で予約しなければならず、料金はアップしてしまいます。
また、払戻しもできますが、払戻しには手数料がかかるので、変更する方は必ずキャンセルではなく「変更の手続き」を行うようにしましょう。
そして、「EX早特7」は指定した列車以外には乗れません。
万が一乗り遅れそうな時には、必ず出発時間前に変更手続きをしましょう!
学割・往復割引との併用は不可
エクスプレス予約・スマートEXの「早特」と、学割・往復割引の併用はできません。
どちらかを選ぶ必要がありますが、往復割引よりはEX早特7が安いです。
ただし、学生の場合は、往復割引と学割を併用すると、EX早特7より安いこともあります。
まとめ
- 「EX早特」は往復割引を利用するより安い
- グリーン車に乗ってもお得
- 子供料金もあるので家族旅行もお得
- EX早特7より、EX早特21ワイド・スーパー早特きっぷ・新幹線ホテルパックの方が安い
- 変更・キャンセル・乗り遅れや設定除外日には注意