「えきねっと」と「モバイルSuica特急券」はどちらがお得?

JR東日本が運営する「えきねっと」と「モバイルSuica特急券」。
どちらも、割引料金で新幹線に乗ることができます。

この2つで格安に乗れるのは、東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線。
「えきねっと」と「モバイルSuica特急券」にはどのような違いがあるのか?

これから、どちらかの利用を検討されている方に、特徴を比較しながら、両方のメリット・デメリットをご紹介します。

えきねっと・モバイルSuica特急券を比較

まずは、えきねっととモバイルSuica特急券を比較します。
どちらとも事前の会員登録が必要ですが、登録する時から利用する時まで、いろいろな共通点と違いがあります。

比較対象 えきねっと モバイルSuica特急券
年会費 無料 原則1,030円
クレジットカード 手持ちのカード viewカードで年会費無料
予約方法 ネット予約 ネット予約
人数 1~6人 会員本人のみ
子ども トクだ値もあり 利用不可
チケット受取り 必要 スマホでタッチ
通常きっぷ 購入可 購入不可
乗車券のみ 購入可 購入不可
事前予約・購入 1ヶ月+1週間前から 1ヶ月+1週間前から
ポイント JRE POINT JRE POINT
割引きっぷ トクだ値・お先にトクだ値 モバトク・スーパーモバトク
東海道・山陽新幹線 予約は可 エクスプレス予約を利用
在来線特急 予約可 予約不可

「えきねっと」と「モバイルSuica特急券」を簡単に比較してみました。
それぞれについて詳しくご紹介します。

年会費は「えきねっと」なら完全無料

会員登録が必要な「えきねっと」と「モバイルSuica特急券」ですが、年会費については違いがあります。

まず、「えきねっと」は完全に年会費は無料
決済にどんなクレジットカードを利用しても、えきねっとの利用にかかる年会費は必要ありません。

それに対し、モバイルSuica特急券の場合、ビューカードを決済に用に登録する場合のみ年会費は無料ですが、その他のカードを利用する場合には1,030円の年会費がかかります

新幹線の予約はスマホ・PCから

えきねっともモバイルSuica特急券も、新幹線はネットで予約します。
スマホ・パソコンなど、それぞれにログインし列車を予約します。
どちらとも、基本的には列車・座席を指定して予約します。

人数は?「えきねっと」は6人までOK

予約できる人数には大きな違いがあります。
まず、「えきねっと」は一度に1人~6人まで予約することができます。
空きがあれば割引料金の「トクだ値」も6人まで利用可。

これに対して、モバイルSuica特急券が利用できるのは会員本人のみ
スマホなど携帯端末で改札を通るという性質上、同伴者の予約は不可。
2人以上の旅行で利用する際は、各自会員登録が必要です。

子どものきっぷは「えきねっと」のみ

モバイルSuica特急券は会員本人しか利用することができないため、当然、子供料金の設定はなく、子どもの利用もできません。

子どもと一緒に新幹線に乗る時に利用できるのは「えきねっと」。
通常きっぷはもちろん、空きがあれば割引料金の「トクだ値」も利用も可能。

モバイルSuicaは通常きっぷ購入不可

モバイルSuica特急券は乗車券と特急券はセットで料金が安くなります。
通常きっぷを購入することはできず、モバトク・スーパーモバトクのどちらかしか利用することはできません。

これに対して、「えきねっと」は通常きっぷの購入も可能です。
通常切符の特急券・乗車券を購入することもできれば、乗車券のみの購入も可能。
回数券や大人の休日倶楽部・ジパング倶楽部を利用することもできます。

事前予約は1ヶ月より1週間前から

通常、新幹線の指定席チケットは乗車日の1ヶ月前から購入することができます。
しかし、えきねっと・モバイルSuicaでは、それよりさらに1週間前からチケットの購入を申し込むことができます

それが、えきねっとの事前受付モバイルSuica特急券の事前予約登録
1ヶ月前のさらに1週間前から予約申込みが可能で、申込みの結果はきっぷの発売日(1ヶ月前)にわかります。

特に、年末年始・GW・お盆など、指定席を早く確保したい時に有効に利用することができます。ただし、安くなるのはモバイルSuica特急券「モバトク」だけで、「えきねっと」では割引にはなりません。

トクだ値・モバトク・スーパーモバトクで割引!

えきねっと・モバイルSuica特急券を利用すると、新幹線の料金は安くなります。
安くなるのは、えきねっとなら「トクだ値・お先にトクだ値」、モバイルSuica特急券なら「モバトク・スーパーモバトク」。

「えきねっとトクだ値」は当日午前1時40分まで購入でき、割引率は5・10・15%
設定された区間・列車のみ利用することができます。
「お先にトクだ値」の購入は13日前の午前1時40分までで、割引率は25・30・35%
えきねっとでは「トクだ値・お先にトクだ値」を利用すると料金が安くなります。

これに対して、モバイルSuica特急券の場合、出発6分前までに普通に予約をすれば「モバトク」で料金が割引になります。
「スーパーモバトク」が設定されている一部の区間では、前日の23時40分までに予約するとモバトクよりさらに料金は安くなります。

「どちらが安いのか?」は後ほど比較して詳しくご紹介します。

東海道・山陽新幹線も予約できる?

「えきねっと(トクだ値)」で安くなるのは、東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線ですが、その他の東海道・山陽新幹線と九州新幹線も予約は可能です。
ただし、料金は割引にはならず、受取り場所が限られます。

注意
例えば、東京から名古屋へ東海道新幹線で往復する場合、えきねっとで予約したきっぷは、東京駅では受取りが可能ですが、名古屋駅では受取りはできません。

また、モバイルSuicaでは、基本的には東海道・山陽新幹線の予約はできません
しかし、エクスプレス予約を申し込むと、年会費は別途必要ですが、東海道・山陽新幹線の利用が可能です。参考までに、モバイルSuicaとは別に「スマートEX」を利用すれば、東海道・山陽新幹線も年会費無料で予約することができます。

えきねっとは在来線特急も予約可

JR東日本のエリア内にもいくつかの在来線特急がありますが、この在来線特急も「えきねっと」を利用すれば予約が可能です。
そして、新幹線と在来線特急の乗継ぎ予約も可能。
条件を満たせば乗継割引も適用されます。

これに対して、モバイルSuica特急券は新幹線のみ。
在来線特急の予約はできません。

 

このように、「えきねっと」と「モバイルSuica特急券」にはいくつかの違いがあります。
では、料金はどちらがお得なのでしょうか?

えきねっと・モバイルSuica特急券安いのは?

えきねっとは「トクだ値・お先にトクだ値」、モバイルSuica特急券は「モバトク・スーパーモバトク」を利用すると、新幹線の料金を安くすることができます。
では、どれを利用するのがお得なのか?
実際の料金を比較してみましょう!

【例】東京-仙台

東北新幹線の東京-仙台では、「トクだ値・お先にトクだ値」「モバトク・スーパーモバトク」の全ての利用が可能です。
ただし、列車によって利用できるものが違い、「はやぶさ・はやて」は「モバトク」しか利用することができません。

では、普通車指定席利用時の料金をご紹介しましょう。

  • 11,200円 はやぶさ通常料金
  • 10,890円 やまびこ通常料金
  • 9,970円 モバトク
  • 9,790円 トクだ値10
  • 9,240円 トクだ値15
  • 8,960円 スーパーモバトク
  • 7,610円 お先にトクだ値30
  • 7,070円 お先にトクだ値35

料金を比較すると、最も安いのは「お先にトクだ値」。
次に安いのが「スーパーモバトク」なので、1人の場合、「お先にトクだ値」が購入できない場合は「スーパーモバトク」がお得です。
なお、「はやぶさ」の最安値は「モバトク」の9,970円。

【例】東京-金沢

北陸新幹線の東京-金沢で使えるのは、えきねっと「トクだ値10」とモバイルSuica特急券「モバトク・スーパーモバトク」。全て「かがやき」も利用することができます。
料金が安いのは?

  • 14,140円 通常料金
  • 13,380円 モバトク
  • 12,700円 トクだ値10
  • 12,030円 スーパーモバトク

料金を比較すると、安いのは1人なら「スーパーモバトク」。
2人以上なら「トクだ値10」です。

 

区間によっては設定がない場合もありますが、基本的に安いのは「お先にトクだ値」。
次に「スーパーモバトク」が安い傾向にあります。

「えきねっと」は年会費が無料なので、まずは「えきねっと」に登録。
1人で新幹線に乗ることが多く、「スーパーモバトクを利用したい場合」「はやぶさにも割引料金で乗りたい」という方は、モバイルSuica特急券を同時に登録しておくといいでしょう。

ただし、モバイルSuica特急券の利用の際、ビューカード以外のクレジットカードを利用すると年会費がかかります

MEMO
なお、新幹線で往復し宿泊する場合、モバトクやトクだ値よりも新幹線ホテルパックを使った方が安いです。

特に2人以上の場合は、お先にトクだ値より安いことも多いです!